表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第1章 ここはどこ?
7/165

第4話

いよいよストーリーが展開し始めます


「ヒロ、クゥあの丘を越えたところに村があるよ」


森を抜けてた先に平野に出た。その先に少し高い丘がありそのすぐ近くに村があるらしい。

道中に呼び方を呼び捨てにさせた、村に行った時に面倒ごとに巻き込まれないためである。

方法は……ここでは言わないほうがいいだろう。


「クゥ、大丈夫か?」


「にゃ〜」


「村に着いたらゆっくりできるから、もう少し頑張ってね」


「にゃー」


クゥの機嫌が少し悪くなってきた。

今日寝る時は一緒に寝てくれないかもしれない……最後のおやつを使うか、しかし使うのはいまなのか、そんなことを考えて丘を登ると


「ヒロ、クゥ、ここがコハナ村だよ〜」


「お〜」


村と聞いていたのであまり期待はしていなかったがちゃんと家が建ち、井戸もあり、畑や豚のような生き物もいる。

なかなか豊かなの村のようだ。

ちゃんとご飯が食べられそうだ。


村長宅に向かう途中、村人たちにすごく見られる。


「ヒロが、珍しい服着てるのもあるけど、クゥと一緒だから……」


「あぁ…」


「にゃ〜?」


ネコというのは、神様もしくは、使徒ということを忘れていた。

大丈夫なのだろうか?…


村長宅に行く道の途中に祠があった。


「マリあれはなんだ?」


「あれは、創造神様と従属神であるルリ様、

マシュ様、ティル様を祀ってある祠です。」


「みんなネコなんだな…」


「はい…ですから…」


「なるほど、わかった…」


本当にネコが神様になっているのか。

こちらの世界では、ネコと仲良くなるどころか会うことすら出来なさそうだな。

クゥが一緒で本当に良かった…本当に…


「クゥおいで〜」


「にゃ〜ん?」


「クゥは、本当にかわいいな〜、もふもふしてるし」


「にゃ?」


「クゥには、わからないよなぁ〜」


クゥを撫でながら、ヒロはデレデレしながらで言った。


「あっ、あの〜、ヒロさ〜ん」


「どうしたマリ?何かあったのか?」


「えっと、なんでもないです…」


「あっクゥを撫でたいのか?」


「そっ、そんな恐れ多いことを!」


「そうか?まあ一回くらいならいいぞ?

ただし、一回だからな」


ヒロがそんなことを言ってると、クゥがいたずらしたら面白そうと思っているように口角を上げて、そして近づいてきた。


「ほらマリ、クゥもいいって」


「い、い、いやです!怖いです!」


「何が怖いんだ!こんなに可愛いのに!」


と半ば怒りながら言った。普通神様と思われている生き物を触ろうとする、罰当たりはいないだろう。

ヒロは、人と少し違う感性を持っているのだ…少しだけ。


「にゃーん」


クゥは、つまらなそうに丸くなって座ってしまった。

マリは、また今にも泣きそうだ。


「い、いやそこまで無理はしなくていいんだぞ、それより村長の家に行こうな。」


「はい…」


(案内してくれるお礼に触っていいよと言ったつもりが…なぜ)


(ヒロ様はおかしいです!猫様であるクゥ様に触れていいなんて…クゥ様もなぜか笑っていたような…そんなわけ無いですよね?)

(案内しているのに…理不尽な気がします…)

(はぁ)


マリは気を取り直して、村長の家に向かって歩き出した。

村長の家というから村の中でも立派な建物だとは、思っていたが…


「マリ…あれは村長の家なのか?」


「はい、そうですけどどうしました?」


(これはツッコむべきなのか…)


ヒロには、普通の家ようには見えていないのだ。なぜか玄関の横のには、ドクロがピラミッドのように積んである。


「マリ…あれって普通なのか?」


「あれってなんのことですか?」


念のため聞いてみることにした。


「玄関にあるものなんだか…」


「何もありませんけど?」


「そ、そうか…」


落ち着け、こういう場合の選択しは、


1.村長が魔女


2.魔族


3.悪魔


のどれかだろう。


村長が女性なら問題は、ないだろう。


「マリそういえば村長って女性なのか?」


マリは怪しい物を見るように、


「村長は、男性です。女性が良かったのですか?」


とマリは、そう言った。


ヒロは、そういう意味で聞いていなかったのに誤解されてしまった。

その挙句、村長が女性ではないということでもう悪魔か魔族しか選択しがなくなってしまった。


(最悪だ…二つの意味で…)


ヒロは、この後どうするか考えた。


(どうするか…村長は、黒だ)

(マリは、大丈夫だろう)

(村人も見てる限り大丈夫そうだ)

(とりあえず会ってみるか…)

(最悪…これで)


ゴブリンも一応倒せた手に持っている尖った棒握り腹をくくった。


「よし、行こうかマリ」


「?はい、行きましょうか」


マリが玄関のドアをノックして村長を呼んだ。


「村長〜、マリです」


「開いているから入って来なさい」


村長は返事をした。


マリが扉を開けるとそこには村長と呼ばれている人がいた。


ヒロは、村長を見て思わず、


「悪魔の方か!しかも小さい!」


村長の後ろに20㎝ほどの悪魔がいたのである。

村長とマリは、キョトンとしているが後ろの悪魔が


「よくぞ見破ったな人間よ!」


「俺はウォルナ様の配下最上級悪魔であるカラン様の右腕といつか呼ばれたいカーシ様だ!」


ヒロは、今の話から


(ウォルナもカランも知らない…たぶん悪の親玉みたいのだろう)

(しかも右腕ではなくなりたいなのか…)


なんとかなりそうなので、とりあえず情報を引き出すことにした。


「カーシ様、無知の私に知恵をいただけますか?」


「人間にしては、なかなかだな、よしこのカーシ様が特別に答えてやろう!」


「ありがとうございます!まずウォルナ様とはどんな方なのですか?」


「なんだとウォルナ様も知らないのか!」


「申し訳ありません!」


ヒロはとりあえず下手に出る。


「まぁいいだろう、ウォルナ様とは我らの王にして神である!」


「……なるほど!ありがとうございます!」

「カラン様についても教えていただけますか?」


「まったくこれだから人間は、カラン様は悪魔族側のトップだ!」


「悪魔族側ということは、他にもいるのですか?」


「なかなか、察しがよいな」


「そうだ、他にも憎っくき魔人側、魔物側、にそれぞれトップがいてそれをウォルナ様を王とし、神としているのだ!」


「は、ははあー」


わざとらしすぎるか?とヒロが思っていると


「さすが、俺じゃなかった私の従者となる人間だ!」


と天狗になっているようだ。


(そろそろ最後の情報を聞き出すか)


「最後に主人となるカーシ様はどのくらい強いのですか?」


「私か〜そうだな〜」

「まず力はあまり強くはない、力だけなら人間にも劣る」

「だが私には、魔力によって透明化と人を操ることができるのだ!」

「操るための制限としては、少しでも魔法を使えるくらいの人間には効かないことだな!」

「透明化は今使ってるのだな!」


ヒロは、答えを聞いて安心した。

(これなら倒せるな、透明化はどうやら俺には関係ないらしい…)

(カーシや玄関のドクロが見えなかったのもこれで合点がいく。)

(なら、もう…)


ヒロは、カーシの元へ行き作戦を実行する。


「カーシ様お願いがあります。」


「なんだ?言ってみよ」


「背中を見せていただけますか?」


「なぜだ?」


「これから従者としてお供するお方の背を見てみたいのです!」


「そ〜かそ〜か」


と背中を見せた瞬間、ヒロは


「やぁ!」


と例の棒でついた。

そして、見事に貫いた。


「は、謀ったな!」


と聞いたことのあるセリフ言い黒い光となって消えてしまった。


魔石は、透明感のある黒で大きさも豆粒だった。

あいつの影響がなくなり村長が倒れた。


とりあえず、ベッドに寝かせて、マリに事情を話して、他の情報も聞くことにしたのであった。













唐突な展開にってしまったかと思います…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ