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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第4章 まったり生活は何処へ?
63/165

48話

投稿予約ミスしました。


気付くのが遅れてすいません!(´・ω・`)

フランドルはネクロマンサーのグライブを睨んだ。


「恨んでるのは私なのだよ?何故睨んでるのかな?」


「なるほど、運良く生き残ったが耳と頭の方は無事ではない様だな…」


「お前を庇ったあいつの事か?あれは勝手に庇ったあいつが悪い、そうだろ?フランドル、くっくっく」


「とりあえずお前を直ぐに葬って助けてやるさ」


「昔の私と考えて貰っては困るな…嬲り殺しに出来なくなるだろ」


グライブが、不意にフランドルを攻撃した。フランドルも消耗していたが幸いまだ身体も反応出来たが、魔法名すら発していないのにグライブは明らかに魔法で攻撃して来た。フランドルは回避しながら剣をグライブに振り下ろした。


「へっ、相変わらず卑怯な奴だなぁ!」


「おっと、危ない危ない…」


「昔と違って強くなったみてぇだな…あの方とか言う奴に泣きついて教えてもらったのかぁ?」


「……まぁね、そちらも歳の割にはまだまだ現役の様だね、まさか無詠唱の魔法に反応するとは」


「無詠唱か…余程凄い先生の様だな、あの方ってのは」


「ふふふ、そうですねこの国のウィザードマスターなど足元にも及ばないくらいには素晴らしい方ですよ」


「はっ!笑えねぇ冗談だな、ウィザードマスターと言えばこの国の魔法職最強の称号…あいつも相当な化け物」


「お話はここまでにして、楽しい復讐の続きを始めますか…グリ君、そこにいる方達の相手は任せますよ」


「了解です!師匠!」


 グライブはフランドルの方を見据え、弟子のグリは呪われたヒロを庇う仲間達を始末しようと向かった。


「ヒロに使った呪いは使わないのか?」


「残念ですがあれは魔力をとても消費する為、このアクセサリーに魔力を貯めてやっと使えるのですよ」


「そいつは残念だったなぁ」


「えぇ、ですがあなたを倒す方法などいくらでもありますから」


「そうかい、じゃあさっさと終わらせてヒロを助けてやらないとな」


「ははは、あの子はもって10分ですねぇ…間に合うと良いですけど」


「お前と話していると時間が勿体ない、とりあえず首を落としてやるよ」


「ふふふ、行きますよ!」


 フランドルとグライブの因縁の戦いの本当の決算が始まった。


「じゃあ、僕も自己紹介するよ…グライブ師匠の一番弟子!グリ君達に恨みは無いけどやらせて貰うよ!」


「ティル…ヒロをお願い!」


「…まかせた…」


「うん…何とかしてみるよ」


「僕の下僕!スカルソルジャー!召喚!」


「…遊んでる暇は無いんだ〜、直ぐに終わらせてあげる」


「…ゆるさない…」


 ヒロの状態を見てヒロパーティーの皆は心穏やかではなかった。ただ、先の戦いで消耗しているマリ、ミーシャンは内心焦っていた。


「なるほど、そんな状態でスカルソルジャーと戦えるんだ…凄いね!」


「鬱陶しい〜!さっさと倒れなさいよ!」


「…かたい…」


「これは師匠に力を借りて作った、特製のスカルソルジャーだからね!魔力消費は少ない上、強さはスカルブレイダーに匹敵するんだよ!凄いよね師匠〜」


「あっ!盾が…」


「…まりょくが…」


「どうしよう…このままだと2人も…ヒロ」


 ヒロは受けた呪いのせいで全身の激痛で気絶している。


(あぁ、まさかこんな事になるなんて…フランドルもあいつに勝てるか分からない…みんなはさっきの戦いで消耗してる)


(このままじゃ俺だけじゃなくみんなも…どうにかならないのか!まだ俺は…)


「ヒロ…私の力じゃ解呪出来ない、どうしたらいいの」


「ぐっ、わぁ、くっ」


「くっ、神様なんて偉そうに言ってたのに…何にも出来ないなんて…」


「く、クゥ…」


「…ごめんねヒロ君、せめてわた」


その時ティルの張っていた結界が消えるのを感じた、そしていつの間かクゥがヒロの側に立っていた。


「えっ!どうして…」


「クゥ、なのか?ありがとう、来てくれて…」


「にゃあ!」


「クゥのもふもふは最高、だ…」


「にゃにゃあ!」


感動の対面シーンなのだがヒロはクゥのお腹に顔を埋めて満足そうであったが、クゥの肉球パンチを受けた。


「わっ!クゥ、怒らなくてもいいじゃないか!」


「にゃ!」


「なんだよー、…あれ?痛くない、なんで?」


「えっ!ヒロ君大丈夫なの!?さっきまで死にかけてたのに」


「…クゥの癒し効果だ!」


「そ、そうなの?」


「間違いない!クゥは最高だからな!このくらい朝飯前だろ!」


「にゃぉ」


「あっ、今ご飯は持ってないんだ…クゥもう少し待っててくれる?」


「にゃー」


「は、ははは、ヒロ君ってやっぱり変なの〜」


「よ〜し!さっさと帰ろう!」


 復活したヒロはマリ、ミーシャンの方へと向かった。


「ふふふ、どうやらここまでですね」


「もう、武器が持たない!」


「…あしが…」


「待たせた!ミーシャンちゃん、マリ!さっさと町に帰ろうぜ!」


「あれ?貴方はどうし」


「よし!分からないけど1人と2体成敗完了!」


 フランドル、グライブの戦いも大詰めであった。


「流石、フランドル…まさかここまで私の魔法と眷属を破るとは」


「わりぃな、簡単な遊びだったぜ」


「ふふふふふ!相変わらず感に触る男だ!」


「おぅ、さっさと殺してやるよ」


「これで最後です…[ライフイーター]これで私も暫く活動出来ませんが、あなたを殺せるなら切り札を切ると」


「どうした?ヒロでも復活したか!ブレイドオーラ!」


「まさか!がぁ!」


 ヒロの復活に気を取られたグライブは残念な結末を迎えた。



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