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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第4章 まったり生活は何処へ?
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42話

お待たせしまた(´・ω・`)本編の投稿がやっとできました。

町に戻ったヒロ達は報告の為ギルドに来ていた。


「おい!ゾンビが出てくるなんて聞いてないぞ!」


「そんな情報はありませんが…」


「実際出てきたんだよ、これ薬草」


「はい…マスターを呼んできてくれる?」


「わかったわ!」


ゾンビの事はギルドでも本当に知らなかったようだ。


「なんだヒロ、ゾンビが出たって?」


「ああ、何が簡単な仕事だよ!詐欺だろ!」


「人聞き悪い事言うなよ…どんなゾンビだった?」


「再生能力と毒攻撃が厄介だな…鑑定したらネクロマンサーによって生み出されたらしいぞ」


「はっ!本当か!?」


「あぁ、やっぱりネクロマンサーって悪い奴なのか?」


「確かに悪い事に使う奴は多いが、国の裏組織やギルド暗部で仕事してる奴もいるが…生み出したアンデッドが無差別で人を襲うとなると…」


「なんだよ、分かるように説明してくれ」


「可能性は2つ、一つ目は作成者が死亡している場合…野良アンデッドになる、使役系の能力持ちも同様な事があるな」


「もう一つは…もしかして」


「あぁ、故意に襲わせた」


「俺、別に恨みはまだかって無いけどな」


「お前が見たからじゃ無いか?」


「何をだよ?ゾンビを見たくらい…」


「そう言う事だ、おそらく何処か襲う為のアンデッド軍の作成場所だったんじゃ無いか…その洞窟が」


 ヒロはギルドマスターの話を聞いて疑問に思う事があった。


「もし仮にそうだとしても、何でゾンビ一体で襲ってきたんだ?いくら俺らが弱そうでも、生き残ったらこうしてギルドに報告されると思うだろ?」


「…確かにそう言われるとそうだな、ただ怪しい事には変わりない!偵察を行かせる為に場所を教えてくれ」


ヒロは地図の一点を指し示し、報酬を受け取りみんなとギルドから出た。


「はぁ、疲れた、疲れた」


「ヒロ、おじさんみたいだよ〜」


「…おじさん…」


「ははは、ヒロおじさんだねぇー♪」


「…お前達は勝手にご飯食べてこいよ、俺は一人で食べてくるから」


「え〜…ちょ、ちょっと!私達お金ないよ〜!」


「…まつ…」


「ごめんね〜、ヒロ君!」


 ご機嫌斜めのヒロをマリ、 ミーシャン、ティルは追いかけた。


 クゥへのお土産にお肉屋さんで鳥肉の燻製を買い、近くにあったお肉屋さんでやっている食堂で夕ご飯を食べる事にした。


「ふふふ、ヒロ〜!お願いがあるだけど〜」


「…おねがい…」


「ねぇ〜、ヒロ君!」


「あ〜、わかってるよ…あの鳥の丸焼きが食べたいんだろ?」


「「「そう!」」」


3人がハモって答えた、確かに美味しそうな鳥肉の匂いと特製のタレがとても食欲をそそるのだが…


「あの鳥の丸焼きっていくらですか?」


「あちらは、8万マールですよ♪」


「…ひ、一つください」


「は〜い!かしこまりました!」


「え〜、1つだけ〜?」


「…すくない…」


「私はこれも注文するから大丈夫だよ〜!」


マリ、 ミーシャンは不満そうにしているが、ティルは他の品も食べたいらしいので大丈夫そうだ。


「へぇ〜、ティルどれを頼むんだ?」


「これ〜!絶対美味しいよ!」


「……こ、これか?」


「うん♪」


 そこに書かれていたのは、「極上肉盛り合わせ〜神の宴〜」と言う明らかに高そうなメニューであった…しかも時価である。


「あの〜、この盛り合わせっていくらですか?」


「あら、お兄さん達!景気いいみたいね!…1人前5万マールよ」


「ご!5万…1人前で」


「ええ〜!」


「…わたしも…」


「…じゃあ3人前で」


 そしてまた30万マール近い豪華な夕ご飯を食べて満足している3人の後ろをヒロは、財布を見ながらため息をつきながら付いていくのであった。


「じゃあおやすみ〜」


「…おやすみ…」


「ヒロ君行こ〜」


「クゥ、今行くよ」


ヒロが扉を開けるとクゥが座って待っていた。ヒロ達が美味しいものを食べてきた事を匂いで感じたのか、クゥは機嫌が悪そうだ。


「にゃー!」


「いた!悪かったよ!これお土産だから!」


「はははは!」


クゥの容赦のない猫パンチ(爪あり)をくらいヒロの精神と足の皮膚は削られた。

 

 しかし、お土産を置くと嬉しそうに食べてくれた。


 ティルはその様子を見て笑っていた。

 

「なぁ、ティル…神槍って魔法なのか?」


「そうだけど、そうじゃないよ〜」


「クイズか?」


「魔法って用途によって色々出来るんだけど〜、神槍ってそこまで自由に何でも出来ない代わりに魔法では出せないくらいの効果があるだよ〜♪」


「ふーん、空飛んだりとかは?」


「風魔法の最上級の一つだね♪神槍なら練習したらすぐだね!」


「攻撃の威力下げられないか?ゾンビを倒した時もかなり手加減したのに地面が陥没したんだけど…」


「う〜ん、無理!神槍って元々強大な敵が現れた時にしか使わないから、どんなに使いこなしても〜あれくらいが限界だよ」


「…そうか、人がいる所で全然使えないな」


「じゃあ、加護あげようか?そうしたら魔法使えるよ♪」


 ティルからヒロが欲していた事を提案してくれた。


「準備するね〜」


「おぉ!やってくれ!」


 しかしティルは何枚かの紙に何かを書いているだけであった。


「よーし!」


「おっ、準備出来たんだな!」


「ふふふ、じゃ〜ん♪」


「なんだそれは?」


「くじ引きだよ!」


ティルは5枚程の紙を持ってヒロの前に立った。


「えっ、加護ってくじ引きなのか?」


「私があげたい人にあげるからくじ引きなんてしないよ〜」


「じゃあなんで?」


「ヒロならこっちの方が面白そうだから〜」


「おい!」


ヒロは思わず、ティルにツッコミを入れようと手が出てしまうが貰えなくなるという事態を避ける為ぐっと堪えた。


「じゃあ、ヒロ君の加護はなんだろな〜♪」


「5枚……真ん中だー!」


「おぉ〜♪」


 そしてヒロが引き当てた加護は…

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