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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第4章 まったり生活は何処へ?
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41話

風邪を引いた為遅れてしまいました(´・ω・`)


すいませんです(´・ω・`)

あれから2日が経ち、まともにご飯が食べれるようになったので依頼を達成する為に森にマリ、ミーシャン、ティルと共にヒロはやって来た。


クゥは今回もお留守番である。2日間クゥとの安らがな日々を過ごしていたヒロは、すっかりダラけていたがマリの脅し(せっとく)によって今に至るのだ。


「薬草採取かー、また変なのと会わないよな?」


「そんな事言ってるから来るんじゃないの〜?」


「…だいじょうぶ…」


それから川を発見したヒロ達は休憩する事になった。


「平和、最高」


「グゥァ〜!」


「…ぐぅあ…」


「グゥア〜♪」


「何やってんの?お前ら…」


「ゾンビごっこだよ〜ヒロ君♪」


3人が唐突にゾンビの様なポーズでこちらに歩いて来るのを眺めながら一応尋ねた。


「急だな、こっちにもゾンビって居るのか?」


「居るよ〜、スケルトン、グール、アンデット、ゾンビとか色々〜」


「会いたくない奴らだな…」


「…ぐぅあ…」


「グゥァ〜!」


「あれに出てくるゾンビに動きが似てる気がするが…」


「それはそうだよ〜、ヒロ君の記憶を覗いた時に見たげーむを参考にしてるからねぇ〜♪」


「そんな事まで見たのか?」


どうやらティルは俺の記憶を暇を見つけては覗いているらしく、向こうの世界の知識などを知っているので意外と話が合って楽しかったりするのだ。


「あー、これからご飯を食べるけどゾンビには必要ないよね?」


「!…たべる…」


「あ〜!私も食べる〜!」


「ヒロ君!遊びだから〜♪」


「じゃあ、こっちに来て手伝えー」


「は〜い!」


 今日のサンドイッチは、具に燻製肉を炙りスパイスをかけレタスの様な物を挟んだヒロ特製の物だ。このパーティーに料理出来るのはマリなのだが、あくまで下拵えレベルなので実質的に料理担当はヒロなのだ。


「これ〜!美味しい〜!」


「…びみ!…」


「ヒロ君〜♪いいお嫁さんになるねぇ〜」


「俺は男だぞ!」


 食べ終わりどこから探すか、貰った地図を見ながらみんなで話していた。


「じゃあこの川沿いを北上しながらでいいな?」


「それでいいよ〜」


「…まかせる…」


「ヒロ君は〜、中々順応出来てるみたいだね〜」


「はぁ、クゥも待ってるから早く行くぞー」


 薬草採取しながら進んでいたヒロ達は、必要数が揃ったので戻る事にした。


「はぁー、疲れたー」


「これだけ有れば夜は美味しいの食べられるねぇ〜!」


「…わくわく…」


「よいしょ、全部入れたよ〜」


ティルの収納魔法で薬草を全部入れて貰った、お菓子を取り出していた現場を押さえて、ついてくる時は荷物持ちをしてもらう事にした。


「よーし、戻るか……あれなんだ?」


「どれどれ〜?」


「…ひと?…」


「ふらふら〜?」


「グゥア…」


「ゾンビごっこしてるの〜!?」


マリがその人に大声で尋ねだが、まともな返事は返ってこなかった。


「…あれって本物か?」


「本物だねぇ〜…」


「…ぞんび…」


「おぉ〜、参考にできるねぇ〜♪」


「喜んでる場合か!戦闘準備!」


そこには一匹のゾンビが歩いて近づいていたのだ。


「グゥア!」


「ミーシャンちゃん!投擲!」


「…ふっ…」


「マリ!前衛に!」


「はいはい〜」


「ティルは俺のそばに!」


ミーシャンが魔力で生み出したナイフは身体に刺さり、緑の体液をまき散らした。


「とりあえず攻撃は効くみたいだが…」


「…てごたえあり…」


「守っちゃうよ〜」


「致命傷ではないみたいだな…」


倒れたゾンビは再び動き出した、少しずつではあるが傷が塞がっている。


「ヒロ君〜、鑑定、鑑定」


「それがあったな!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名称 なし

種族 ゾンビ


スキル

噛みつき lv 2

毒付与 lv 1

自己再生 lv 1


HP200 MP 0

STR 50 VIT 10 INT 2

AGI 5 DEX 10 LUK 0


ネクロマンサーによって生み出された下級アンデット。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「弱そうだが、厄介なスキル持ってやがるな」


「ヒロどうしたの?〜」


「自己再生と毒付与なんてスキル持ってやがるから…マリ攻撃に当たるなよ、それに一撃の威力のある攻撃じゃないと倒せないだろうな」


「…あしどめ…」


「ああ、それから俺がトドメを刺す…マリはミーシャンちゃんの護衛だ」


「了解〜!」


ミーシャンは爆発する手裏剣を生み出し、マリは向かってくるゾンビに警戒する。


「…いく…」


「いいよ〜!」


「…はっ…」


ミーシャンの手裏剣が四肢に刺さり爆ぜた、吹き飛んだ手足が少しずつ動いて戻ろうとしている。


「この槍なら…ハァ!」


「ちょっと!ヒロ君やり過ぎ〜」


「何が…」


ヒロは吹き飛んで生き残らせない様に、空から空気を叩きつけた。しかし、ヒロに制御などが出来るはずもなく一瞬で集まった空気は弾けたんだ。


「わぁ〜!」


「…わっ…」


「もぉ〜、ヒロ君」


「はぁはぁ、死ぬかと思った…」


そこにはゾンビが跡形もなく肉片がバラバラになり地面には半径3m程のクレーターが出来ていた。


「手加減したつもりだったんだけどな…」


「ヒロ君〜!もう少し多く魔力を使ってたら…みんなゾンビと同じ運命を辿ってたよ〜!」


「えっ…気をつけます」


 謎のゾンビとの死闘を終え町へ戻るヒロ達であった。


そして、その様を見ていた一人の人影が…

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