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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第3章 なぜこのスキルが ?
45/165

33話

遅れてすいませんでした(´・ω・`)


書く時間が取れず短くなってしまいました。

村に着いたヒロ達は、遺跡へと向かっていた。


「ねぇ〜、まだ着かないの〜?」


「村の人の話だともうすぐ見えて来ると思うんだけどな」


「…あるくの、つかれた…」


「ミーシャンちゃん…もう少しだと思うから、頑張ろう!」


「…ヒロ、おぶって…」


「…マリ、荷物持ってもらってもいいか?」


「しょうがないな〜♪ミーシャンちゃんは、こ・ど・も!だからねぇ〜♪」


「…むぅ…」


「はいはい、ミーシャちゃんおいで」


ミーシャンも少し不満のありそうな顔をしていたが、大人しくしてくれていた。



「…あれだな」


「やっと着いたよ〜!」


「…つかれた…」


「日も暮れてきたから、今日はここで野営して明日の朝に入ろうか」


「賛成〜、全然近くなかったし〜!」


「…つかれた、ヒロにだまされた」


「ミーシャンちゃん、半分くらい俺がおぶって歩いてたよね?」


「…そんなこともあった…」


「ははははぁ、確かに聞いてたよりも遠かったな…気をとりなおしてご飯作るぞ!」



ヒロがご飯を作っていた頃、



[も〜!なんでこんな時に来るんだよ〜!]



「ハッハッハ!ここが例の遺跡だな、彼奴らより我らが優れている事を示せるであろう!」



遺跡で何かが起ころうとしていたその頃、


「あ〜!それ私が狙ってたのに〜!」


「…おそい、ゆだんはよくない…」


「お前らなー…俺の分あげるから仲良くしてくれ」


「!ヒロ〜♪わかってるねぇ〜!」


「…さすがヒロ、マリとはちがう…」


「はぁ、二人とも食事に関しては譲らないからなぁ…」


「にゃ〜、にゃ〜、にゃお〜!」


「クゥも少し待ってねぇー、今できるから」


ヒロは、クゥのご飯を催促されて急いで作るのであった。


(そういえば、魚をクゥに食べさせてないなぁ…やっぱりなんでも入って、時間経過しないあれってあるのか?)


「ヒロ〜♪食べないなら私が食べてあげるねぇ〜!」


「…のこすのはよくない、まかせる…」


「待て!今食べる所だったんだよ!近寄るなぁー!」


どうにかヒロは夕ご飯を死守して無事に食べる事が出来たのであった。


「明日はどういう陣形でいこうか?」


「陣形?私が前衛〜?」


「じゃあ俺が後ろ、ミーシャちゃんが真ん中でいいかな?俺は槍だし、ミーシャちゃんは耳と鼻がいいからそれでいいかな」


「…ヒロにまかせる…」


「じゃあ決まりだな、そろそろ寝るか」


「は〜い♪一緒に寝ようね〜」


「…おやすみ…」


「マリは、ミーシャンちゃんと寝ろ」


マリと寝ることを回避したヒロは、クゥと仲良く寝るのであった。



「ふぁ〜、おはようクゥ」


「にゃ〜」


「お〜い、ヒロ〜起きてる〜!ご飯作って〜!」


「…くうふく…」


「はぁ、クゥとゆっくりする時間もないな…向こうじゃ先輩くらいしかご飯を一緒に食べる事も無かったなー」


「早くこないと〜、ミーシャンちゃんとそっちに行くよ〜!」


「…ヒロがわるいんだよ…」


「わかった!待ってろ、起きるから!」


朝からクゥと戯れる暇すら奪われるヒロであったが、二人に来られたらたまらないので嫌々だが起きるのであった。


(お金貯めて、家でもほしいな…運だけはヤバイからなぁ、ギャンブルとかした事無いけど何とかなりそうだよな)


「お待たせ、何作ろうか?」


「パンと干し肉のサンドイッチ!ヒロなら美味しく作れるでしょ!」


「…ほしにく…」


「ミーシャンちゃん、美味しく作るから食べてみて」


「…いっかいだけ…」


ミーシャンからも許可が出たので干し肉を使ってサンドイッチを作る事にした。


サンドイッチと言っても地球の様な白いパンではないが布に包んで蒸す事である程度柔らかくなる。そして、干し肉はお湯で戻し、柔らかくなったらカリカリになるまで焼く、お湯は野菜を加えてスープにした。


「ふぅ、出来たぞー!」


「お〜!これがあのパンと干し肉!流石ヒロ〜!いいお嫁さんになるねぇ〜!」


「…ヒロ、わたしのよめになる…」


「俺は男なんだが…後ミーシャンちゃん、美味しいご飯作ってくれそうだからって簡単に言っちゃダメだよ?」


「…ヒロがいたらおいしいごはん、たべほうだい…」


「はぁ、一緒にいる間は作ってあげるからねぇ」


「…ずっと、いっしょ…」


ミーシャンの可愛い笑顔にヒロの心のブレーキが陥落しかかったが、何とか耐えた。ミーシャンは他に人がいない時は猫人の姿でいるため、ヒロのもふもふ欲求を刺激してしまう。


「ヒロ〜、ミーシャンちゃん〜、食べないならもらっちゃうよ〜!」


「…ヒロ、マリはしにたいならしい…」


「ミ、ミーシャンちゃん、冗談だからマジックソー仕舞おうねぇー」


「私は受けて立つわよ!」


「…こうかいするといい…」


こうして、マリとミーシャンの朝ご飯争奪戦が始まった……激しい戦いが30分程続いたが結局二人とも空腹の限界が来た為大人しく食べる事になったのであった。


(普通に食べればよかったのに…俺の分が…)


「ヒロ〜ありがとう〜」


「…ありがとう…」


「はぁ、俺が餓死するからもう辞めてくれよ…」


ヒロの犠牲により二人は仲直りし、クゥはマイペースにご飯を食べていた。



所変わって…


「むぅ、どうなっているのだ!この先に行かないで、帰ったとなったら笑い者だ!」


「そんな事言われてもですね」


「えぇい!何とかするのだ!」


[何てタイミングの悪い奴等なの〜!]



ヒロ達は、遺跡に入っていた。


「これが遺跡かー、それっぽいな」


「何言ってるの〜?遺跡なんだから」


「…ヒロがくうふくでおかしくなった…」


「ごめんね〜、お昼はヒロにもいっぱい食べてもらうから〜!」


「…すこしわけてあげる…」


「こっちに行ってみるか…」



ヒロ達が進んだ道だが、聞いていた情報と全く違っていた。


「ねぇ〜、ヒロ〜、あれって…」


「あ〜、うん、ミノタウルスじゃないか?…」


「あ〜、あの斧を持った二本足の牛だねぇ〜…」


「…おいしい?…」


「ミーシャンちゃん、美味しく食べられるのはこっちかもねぇ…はははは」


そう、ヒロが進んだ道の先の空間に斧を持って勇ましいミノタウルスが立っているではないか、守護者と言われても信じてしまうくらい違和感がない。


「どうする〜?」


「逃げるだろ、あんなデカイ斧掠っただけで腕とか足がなくなるだろ」


「…おにく…」


ミーシャンは名残惜しそうにしているが、ここは撤退が正解である。


「じゃあ、戻るぞ」


「うん」


「…わかった…」


気付かれない様に下がろうとした時、


「グゥーーーーー!」


「わぁ〜!」


「…しずかに…」


「モォーーー!」


「ヤバイ!見つかった!」


「ヒロのお腹のせいでしょ〜!」


「…まったく…」


こうしてヒロ達とミノタウルスとの戦いが始まる。

これからも読んで頂ける様に遅れない様にします(・ω・*)


短くなってしまったらごめんなさい。

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