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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第2章 冒険者ってこんな感じ?
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PS 2話 〜 謎の槍はどこから? 〜

次に新章を投稿予定でしたがまだ書き終わらないので、少し前に書いていて、タイミングを迷っていたこの話を投稿します(・ω・*)

ここは、とある遺跡の奥に1人の冒険者がいた。


「はぁー、またガセネタ摑まされたかな…いつになったら魔法武器買えるんだよー」


この男はランド冒険者の1人でCランクの実力者だった。


「……毎日飲み歩いてるから貯まらないんじゃない?ってあの店の子にも言われたな、…まぁそこでもかなり飲んで使ったんだよなー」


この男ランドは、魔法武器が欲しくて依頼以外にもこうしたお宝探しの様な事もやっている、あわよくば財宝か魔法武器が手に入るかも…そんな気持ちでやっていた。


「このネタも結構高かったんだよなー、はぁまた依頼探すか…」


ランドが床を松明で照らしながら歩いていた。


「この奥の壁…ここだけ石の材質が違うな、所々壁が白いから当時は、全面白く塗っていたのか?」



ランドは違和感を覚えた壁を調べた。


「………?動かない、ここだと思うんだけどなー」


とりあえず蹴ってみたり、押してみたりするが壁は一向に動かない。


「うーん、また調べて来るか…いやここで帰って先を越されるのもなー」


ランドは違和感のある壁の横に寄りかかった。


「はぁー、爆薬でもあればなー…ワァ!」


寄りかかっていた壁の1部がへこんだのであった。


「脆くなってたのか?押し込んだら向こう側見れたりするかな?」


ランドは剣を納刀したまま鞘で突いた。


「んーー、あっ!」


押し込んでみると、色が違う壁から変な音が聞こえた。


「おぉ!これが開ける為の仕掛けだったのかー!」


ゴゴゴ、ギギギギギギ、そんな音が聞こえてきた。


「古いせいなのかすごい音だな…!ワァ!」


ランドはとっさに避けた、壁が動くだけだと思っていたのだがこちらに倒れてきた。


「はぁ、はぁ、はぁ、……死ぬかと思ったー!、普通このタイミングで倒れてこないだろー、さてさてお宝はあるかな?」


ランドは壁の奥に松明を持って進んだ。


「全然ないなー、逃げる時に持ち出されたのか?」


短い通路の先に部屋の扉があった。


「ここが本命だな、何があるのかなー?」


扉を開けて入ると宝箱があった。


「いよいよ!」


ランドが宝箱を開けると中には、ネックレスが一つあった。


「おっ!そこそこ高く売れそうなネックレスだな!…これだけかよ!」


魔法武器を買う為の資金になるほどの品ではないと思ったが、特に目星物がなかったので帰る事にした。


「はぁー、手ぶらで帰るよりはマシだけどなー……?この槍見たいな物は何だ?」


ランドは宝箱の奥の壁に棒に見える槍が飾られてたので、何となく持って帰る事にした。


「飲み代ぐらいにはなるだろ、帰えるかー」


ランドは、遺跡で見つけた成果を手にカルフォに戻った。


「やっと着いたー、いるかー?」


「うるせー!ってランドか、今度はどんなガラクタ持ってきた?」


「ガラクタって言いつつ、ハンス買ってるだろ?!」


「魔法武器を何度も見に来て邪魔だからな、売れそうな物を買ってやってる、恩人だぞ?」


「はぁ、まぁいいやー、これ買取ってくれ」


ランドは、ハンス装備屋にネックレスを売りに来た。


「ほぉ、お前にしては大した物持ってきたな!」


「命とお金の両方使ったからなー」


「わかったよ、[鑑定] !」


ハンスは、鑑定スキルで確認した。


「ふむふむ…」


「どうだ?」


「お前、今いくら持ってる?」


「100万くらいだけど…」


「お前が欲しがってた剣売ってやってもいいぞ」


ハンスから突然の提案だった。


「本当かよ!やったー!」


「ネックレスは魔法付与装飾品で自動回復 Ⅱだから、150万で買い取ってやるよ」


自動回復 Ⅱは、かすり傷なら1時間で綺麗に無くなるくらいの性能だ。


「いいのか?自動回復 Ⅱ はそこそこ珍しいけど、回復が得意な奴ならもっと凄いだろ?」


「丁度探して欲しいって依頼があったからな、儲けはほとんど出ないが急ぎらしいから少し割高で買い取ってやるよ」


「そうだったのか!?、それなら…」


「残念だが、出せる金額の上限が決まってるからたぶん厳しだろうな」


「でもそれだと、代金が足りなくて買えないだろー?、あっ!これで何とか足りないか?」


ランドが出したのは例の槍だ。


「…何だこの槍見たいなのは?」


「……ダメかー?」


「はぁ、[鑑定]…」


「どうだ?」


「わからない…とりあえず軽く研いでみるか……………硬すぎて砥石の方が削れた!?」


「おっ!凄いお宝か!?」


その後、熱して成形しよとしたがビクともしなかった。


「はぁ、疲れた…材質はよくわからないが…その槍と手持ちで手を打ってやる」


「おっ!やったね!」


ランドはようやく欲しかった魔法武器を手に入れる事が出来た。


「ランド、確かこれだよな?」


「そうこれこれ!」


「……属性はなし、スキルが3つ [斬撃強化 Ⅱ、腕力増加 Ⅰ 、武器破損耐性 ]、固有技がスラスト、これでいいのか?」


「あぁ、長かったー、よし今日は、飲みに行く!」


「金は今からなくなるぞ?」


「……はぁ、これで我慢しろよ」


「ハンス!ありがとう」


「おぉ、武器も手に入ったから町出るのか?」


ハンスがランドにこれからの事を聞いた。


「依頼を2つほど達成したら次に行くよ」


「そうか…まぁ頑張れよ」


「ハンス、じゃあなー」


「おぉ、飲み過ぎるなよ」


「はい、はい」


その後、ランドは町を出て新たな地へ向かった。


そして……


「ヒロ、何か気になる物でもあったか?」


「あっ、いやこれが気になってね」



こうして謎の槍はヒロの手に渡ったのである。




次からは新章突入しますヾ(・ω・*)

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