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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第2章 冒険者ってこんな感じ?
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15話

前回のあらすじ

ヒロ達は宿屋に着き過ごしたのであった

ヒロは、窮屈で目が覚めた。

寝るときにヒロは左側、クゥが真ん中、マリを左側に寝た。

しかし


「なんでマリが俺の横にいるんだ?」


クゥは枕元にいてマリが隣で腕にしがみついて寝ていた。


「……起きろマリ」


「ふふふ、ヒロそんな…やさしくして〜」


マリは何やら楽しそうな夢を見てるらしい。

マリが勘違いすると良くないので物理的に起こすことにした。


「マリ起きろ!」


ヒロは、マリの頭に容赦なく拳骨を落とした。


「!イッたい〜」


マリは少し涙目になりながら起きた。


「おはようマリよく眠れたか?」


「ヒロ!なんで殴るの?!」


「きっと…壁に頭をぶつけたんだろ?」


「……頭のてっぺんが痛いんだけど…」


「飛び起きたからなそういうこともあるだろ?」


「……本当に壁にぶつかった〜?」


「しっかり見てた…間違いない」


マリは犯人を見るような目で聞いてくるが、壁が悪いと説明した。


「顔洗って、朝ごはんでも食べるか」


「にゃ〜、にゃ〜」


クゥもお腹が空いたらしい。とりあえず手持ちのソーセージと水をあげて、ヒロとマリは顔を洗って朝ごはんを食べる為1階に向かった。


「おはようございます」


「あぁおはよう」


「眠そうですけど、昨日は大変でしたか?」


宿の主人が挨拶してくれたので返したら、朝からとんでもないことを言われた。


「……朝ごはんは食べられますか?2人分」


「食堂の方の準備は終わっているので大丈夫ですよ」


「じゃあ顔を洗ったら向かいますね」


ヒロは、井戸へ向かった。マリは先に行かせて準備させた、女性は準備に時間がかかるからである。


「マリ、準備できたか?」


「もうちょっと〜」


「俺も顔を洗うから準備してていいぞ」


井戸の水は冷たくて、よく目が覚める。


「ふ〜、さっぱりするな」

「マリ、準備はできたか?」


「う〜ん、前髪の分け目どっちがいいかな〜?」


ヒロはマリの前髪を気にしないので


「そっちでいいと思うから朝ごはん行くぞ」


「ヒロ〜!女性は大事にしないとダメなんだよ!」


「……マリはだいじ、すごくだいじ」


ヒロは面倒になったので適当に合わせて大事アピールをした。

気持ちがこもってないのは仕方ないが…


「こういう、旦那様だと思うしかないか〜」


マリはため息混じりでそんなことを言った。


ヒロは、別に旦那にしてくれなくてもなと思っているが目の前で言うのは、かわいそうな気がすると思い否定はしなかった。


「食堂に行くか」


「そうだね〜」


朝ごはん食べて、冒険者ギルドに行くことにした。


「マリ、冒険者ギルドってどこにあるか知ってるか?」


「知ってるよ〜、わかりやすい場所だけど案内してあげるね♩」


「助かるよ…」


マリは、満面のの笑みで自慢気に案内を引き受けてくれた。

ヒロは、反対にマリに貸しを作ることは控えたいと感じた。


(マリの反応を見ていると、頼ってもらうことが嬉しく思っているようだ……ただあまり頼りにしすぎると、嫁うんぬんになった時詰んでしまいそうな気もする…)


そんなヒロを尻目に、マリは楽しそうにご飯を食べていた。


朝ごはんを食べ終わったヒロとマリは、ギルドに向かった。


クゥには部屋でお留守番をしてもらうことにした。

起きなかったからと言うこともあるが…


「マリ、冒険者ギルドって登録するのに何か必要なのか?」


「う〜ん、登録料があればなれたはずだよ」


「試験とか魔力測定とかスキルの確認はないのか?」


「飛び級で最初からDランクになりたい〜、って人でもないとないって聞いたよ、数年に1回あるかないかって話らしいってフォンドが昔言ってた〜」


「そうなのか…」


(物語のお約束で実はすごい能力がみたいなテンプレはこの世界ではなさそうだな…残念だ)


「魔力測定とかスキル確認なんて、王都か主要都市でしか出来ないからね〜」


「前も聞いたがそれってそんなに高価なものなのか?」


「高いって言うより、数が限られてるからだよ〜、遺跡とかでたまに見つかるくらいだからそんなにいっぱいはないみたい」


「そうなのか…残念だな」


「でも最終目的地のノルヤにはあるよ〜、あそこは王都の次に大きい都市で商業とか色々盛んな所だから〜」


「それは楽しみだな」


「楽しみにしてるといいよ〜、ノルヤならほとんどの物手に入るから、指輪探しにもぴったりだね♩」


「……指輪なんて探してないが」


「ふふふ、そういう事にしておいた方が楽しみが増えるもんね〜♩」


「………」


(マリの頭は、どうなってるんだ…お花畑って言葉でも足りないほどの…気づいたら責任を取っていそうだ)


「ギルドってすぐ近くなのですか?」


「ヒロ、なんで〜敬語?」


「いや、なんとなくだ」


「ふ〜ん、いいけど中央通りに見えるあの建物がそうだよ〜」


「看板に剣と杖と槍と弓の書いてある所か?」


「そうそう、昔は魔法ギルドがあったみたいだけど今は、統合して冒険者ギルドになったらしいよ〜」


「いよいよかー」


「ヒロもそんな砕けた言い方するんだね?」


「そういう話し方をしろって言われてたからな」


「へぇ〜、その柔らかい話し方も好きだな〜、冒険者って堅い話し方する時って貴族に会う時くらいだから、その話し方の方が仲間が出来やすいかもね♩」


「まぁ、やってみるよ」


話してるうちに冒険者ギルドの前に着いたヒロ達だった。




文章が変だと感じた部分は修正を入れています。


大きく変えることがある時、あった時は何かしらのお知らせします。

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