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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第1章 ここはどこ?
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Past Story (PS) 1 話〜フォンドの過去〜1

2章がまだあまり進んでいないのでPSシリーズ、登場人物の過去の物語を描くシリーズを先にあげたいと思います。

これは、フォンドが村長になる前のお話。





「俺は、なんでこんなことに…」


その男は酒場で酒を浴びるように飲んでた。


「お客さん、もう店閉めるから帰ってくれ」


「もう一杯くれ」


「お代払って帰ってくれって言ってるんだよ!」


「……わかったよ、ほら、これでいいんだろ!」


テーブルの上にお金を勢いよく置いた。


「俺はもっと上に行けるはずだっただ…」


フォンドは夜の町を歩いていた。


(あんな所に行かなければ…)


その頃のフォンドは、順調に冒険者として進んでいた。

気の合う仲間、金、注目、女、およそ思いつくものは、ほとんど手に入れていた。

そして、地位もあと少しでBランクというところまで来ていた。


「おぉ、フォンドちょうどよかった!」


ギルド長に呼び止められた。


「なんだギルド長、またグレービーラビットでも頼むのか?」


「それはまた今度にしとくぜ」


「じゃあ、どうした?」


「ダンジョンの調査だ」


「どこのダンジョンだ?異常があったような噂は聞いてないが」


「最近できたダンジョンだ」


「そいつは美味しそうな話だ」


「とりあえず、様子見をして来て欲しい、正直情報がない。調べられる範囲で行ってくれないか?」


「わかった、引き受けてやるから、今度こそBランク昇格頼むぜ?」


「まぁお前たちはほぼBランクだからな、上げても問題ないだろう…」

「いいだろう、成功したら昇格させてやる!」


「約束だからな」


フォンドはギルドから出て仲間の元に向かった。

フォンドをリーダーに槍使い、魔法使い、盗賊、

の4人パーティを組んでいた。


「お前ら、仕事だ!」


「どんな仕事ですか?


槍使いは、丁寧な話し方をする真面目な野郎だ。


「お宝がある仕事がいい…」


盗賊は、口数の少ないお宝が好きな女性だ。


「フォンド〜それよりあなた他の女の所に行ってたの〜」


魔法使いは、妙に身体を強調したローブを着た色っぽい女性だ…。ちなみに付き合っているが、他の女性と遊びに行くことも珍しくないらしい。


「いや、あれは、だな…ギルド長が!」


「なるほどぉ〜、ギルド長ね〜」

「後でじんも、お話聞きに行かないとね〜」


フォンドはとっさの嘘に対して、彼女の行動に内心焦っていた。


(やばい!とりあえず依頼のことを話して誤魔化すか!)


「みんな!聞いてくれ、今回の依頼は新たに生まれたダンジョンの調査だ。しかも、ギルド長から直接のだ」


「ギルド長の直接ですか?」


「ダンジョン…お宝…楽しみ」


「新しいダンジョンねぇ〜、どんなのが出るのかしらねぇ〜」


「条件は、特にないが、できる限り調査してほしいという事だ。」


フォンド達はそれぞれ準備をしてダンジョンに向かうのであった。どうやら馬車で半日くらいにあるらしい。


「ここが新しいダンジョンなのですか?」


「お宝…楽しみ…」


「思ってたより大きそうねぇ〜」


「そうだな、警戒した方が良さそうだな」

「行くぞ!」


フォンド達は、ダンジョンを下に進んでいた。

B1FからB3Fは特に強いモンスターは出てきていない。宝箱も少しだが存在し、中身は下級ポーションか小粒の宝石だった。


「フォンドさん、これならもう少し調査しても大丈夫そうですね」


「そうだな」


「お宝…しょぼい…」


「魔力にはまだ余裕があるから大丈夫よぉ〜」


フォンド達はさらに下に向かった。


「フォンド…ここ変…」


「隠し部屋かもな、お前の好きなお宝かもな」


「お宝…行く」


「二人とも不用意に行くのは!」


「大丈夫よぉ〜後ろから援護してあげるから〜」


フォンド達は隠し部屋らしき所に入るためのスイッチを見つけて入った。


「なんだここ?遺跡か?」


そこには見たこともない物が色々あった。

その時扉が閉まる。


「ギャォォォ!」


そこにはドラゴンのようなモンスターがいた。


「ドラゴンだと!お前ら気をつけろ!」


フォンドがその言葉を言った直後、

盗賊は、ドラゴンの尻尾で叩きつけられて潰された。


「くそったれ〜!」


「私が殿を務めます…二人はどうか…」


「何を勝手に!くそ!行くぞ!」

「なんでこんな…」


フォンドは無理矢理抱えて扉の方に向かった。

開ける方法を必死に探していた。

その直後槍使いは、ブレスによって消し炭となった。


ドラゴンがこちらに向かっきている。


「くそ!どこにあるんだ!」


フォンドは無意識に殴った、そして扉が開いた。


「行くぞ!」


扉出る瞬間押された。


「何!やっ…て…」


「フォンド…愛してるわぁ〜…」


そこにはドラゴンの爪によって串刺しにされた彼女がいた。

助けに戻ろうとするが扉が閉まった。

その扉は開かなかった。


「くそが!…せめて死体だけでも…」


フォンドは一人ギルドに戻ることになった。


「おぉ、フォンド早かったな」

「何かあったのか…」


「新しいダンジョンのB4Fの隠し部屋にドラゴンが出た…仲間は全員…」


「なんだと!すぐに新たな隊を編成せねば…」

「お前は…休んで、場所だけ教えてくれ…」

「向かうのは辛かろう…」


「あ…ぁ」


フォンドは宿に戻り休んだ。少し寝たら気分も幾ばくかましになった。

「予備の槍…あいつ真面目だったから全部手入れしてたな…」


彼女らの部屋も訪ねた…いないとわかっているのに…

だいたい2〜3話ほどの長さで間に書いていこうと思います。

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