127話
明けましておめでとうございます。
すいません、お久しぶりの投稿になってしまいました。
投稿するつもりでいたのですが、去年は忙しさで中々サイトを開く事がありませんでした。
今年は上げられる時に投稿する事にします。
上げないといけないと思うと大変なので、待っている方には申し訳ないと思います。
これからも読んでもいいと思っている方は読んで頂けたら幸いです。
近接戦闘を得意としている体型の敵対者が迫る。
ヒロも懐に入られる前に槍を弓に形態変化させ迎え撃つ。
「チッ、流石に擦りもしないのかよ」
「いえ、手で弾いているだけですよ。貴方は相当な腕のようですね」
「止まって喋る余裕まであるのかよ、嫌になる」
「こちらこそ、喋りながら槍に変えて隙を狙ってくるとは」
ヒロとデイバンの戦いは始まった。
一方、マリ達にはアイリによる攻撃の嵐が襲っている。
「フラムランス、ブレイズスピア、サイクロンエッジ、ダークバースト、グラスヴァン・・・」
「ティル姉、そろそろ不味いかも!」
「ルリ!頑張って」
「・・・むぅ、かずがちがいすぎる・・・」
「うぅ、石くらいしか投げられないよ」
ティル、ルリが防御に回りミーシャン、マリが反撃を試みるがマリは遠距離攻撃が投石、ミーシャンは魔力防壁に阻まれている。
「貴方達、中々やりますわね。人間相手にここまで力を使うのは初めてではないかしら?」
「あんた、なんて攻撃が出来れば!」
「ルリちゃん!浄化もしないと呪いに毒も攻撃に混ぜてきてるのよ」
「・・・おっきいのでだまらせる・・・」
「ミーシャちゃん!私にも何か作って!」
アイリの魔術は多彩かつ手数が今までの敵とは比べられない程だ。
「・・・まりょく、いっぱい、いれた・・・」
「これなら、壊れなそう!」
「清らかな水よ、守りなさい。マリ、ないよりマシな物だけど」
「ありがとうルリちゃん」
「風よ、迫る脅威を弾いて。マリちゃん、お願いね」
「うん!行ってくるね」
マリはミーシャンの魔力盾とルリ、ティルの守りの魔法で身を固め、アイリに近接攻撃を仕掛ける。
「あら、この攻撃の中迫って来るなんて死んでしまいますわよ?」
「大丈夫!痛いの行くからね!」
魔術の嵐を盾の後ろに身を隠し、アイリに素早く迫る。
「くっ、近寄らせませんよ!」
「下から攻撃するのは分かってたよ!」
「私にそんな武器は効かないわよ」
「それなら、これでどうかな」
マリは武器をアイリに投擲し、拳を握る。
それを見たアイリは、虚を突かれ動けなかった。
「はぁぁあ!」
「えっ、あぁ」
マリの拳は、アイリの顔に当たった。
マリの力はスキルにより力を強化されているが、今まで素手で戦った事はなかったが直観的に拳を選んだ、結果的にアイリの防御を貫く威力になった。
「やったよ、皆!今のうちに」
「マリ!水よ、迫る脅威を押し流す、大海の一部になりなさい」
「風よ、立ちはだかる障害を、撃ち滅ぼしなさい」
「・・・まりょくじゅうてん、100%・・・」
「「「いけ」」」
ミーシャンの圧縮魔力砲がアイリに着弾し、アイリの魔力防御を破壊。
ティルのヒロも使う嵐を圧縮したような魔法がアイリの身体に深く傷を刻む。
マリの大量の水は、魔力を多く含み質量、密度が上がりアイリを押しつぶし、身体の自由を奪った。
「やったね!」
「・・・おなか、ぺこぺこ・・・」
「流石に疲れちゃったわねぇ」
「本当に、流石に強すぎ」
みんなを見つめる先には水球に捕らわれたアイリが力なく捕まっている。
ヒロも強敵に苦戦していた。
読んで頂きありがとうございます。
ちゃんと完結自体は目指していますので、お時間のある合間にでも読んで頂けたら嬉しく思います。