126話
久しぶりの投稿になってしまいました。
お詫び申し上げます。
展開は出来ているのに文章が中々書けず、ズルズルと出来上がらず、また忙しい時期には忘れていました。
最近また書く時間も少し出来、完結を絶対させたい作品でもあるので少しずつですが物語を続けて描きたいと思います。そ
早く続きを読みたい方にはもやもやの時間が出来てしまいますが他の作品を読みながら、やっと更新されたかと思って頂けたら幸いです。
紫色の光に包まれたヒロ達は呼び声に目を開ける。
「やぁ、よく来ましたね...神精霊の契約者」
「お前は誰だ?」
「私ですか?魔王軍宮廷兵デイバンでござい、へぶっ」
「いつまで挨拶しているのバカ、まぁ私も挨拶を、魔王軍宮廷兵長アイリよ」
「その魔王軍の奴が何してるんだ?」
「こいつ、察しが悪いのかしら、邪魔になりそうなので排除するのよ」
ヒロ達はそれぞれ武器を構え、戦闘態勢に入る。
「マリ、ミーシャン、相手の攻撃手段が分からないからむやみに前に出るなよ」
「うん」
「…きをつける…」
「ティル、ルリは後ろから援護を頼む」
「えぇ、分かったわぁ」
「任せなさい、ヒロこそ冷静に対処しなさい」
「あぁ」
ヒロは感覚で今まで対峙して来た敵の誰よりもこの二人が強い事を確信している。
「デイバン、貴方がやりますか?」
「アイリ様、流石に神精霊2柱と契約者が相手となると」
「そうね、魔王様とあの方が警戒されていましたものね」
ミーシャンは魔力によるナイフを話している二人へと投擲する。
ヒロも触れた物を凍りつかせる津波を相手へとぶつける。
「静かなる水、凍えろ、ル ジェル ヴァーグ」
「ふん、こんな物は」
「あれはどうするつもりですか?」
「えっ、アイリ様が何とかしてくれないのですか!?」
「はぁ、隔離せよ ディメンションウォール」
迫っていたヒロの出した津波は敵の手前で阻まれ、一面が氷に包まれる。
「なかなかの威力ですね、契約者」
「あれは何だ?」
「空間術式、魔族の技術も侮らないわ」
「対処法はあるのか?」
「高密度の攻撃なら突破できる筈よ」
「それなら海でやった方法で行くか」
ヒロの槍に風が集まり、空気が圧縮されていく。
台風を圧縮したそれを敵との間にある壁に放った。
「随分待たされた割には大した事無さそうね」
「アイリ、あれは不味いですぞ」
「そうかしら?魔術のブラストレイより全然遅いわよ」
「空間壁だけでは、すみませぬぞ」
「…分かったわ、エリアプロテクション、ウッドウォール」
アイリは高速で範囲防御と木の壁を作り出す、ヒロの放った風の塊は空間壁と接触すると莫大な風のエネルギーによって術式を破壊し、敵へ向かう。
「本当だったのね」
「嘘を付いた覚えはありませんぞ」
「でもかなり威力は削れたみたいね」
「術式の腕前は流石でございます」
防御魔術は砕け、木の壁に当たるが壁を破壊するまでには至らなかった。
「結構貯めて打ち出した筈なんだが」
「流石に空間を隔絶させているだけはあるわね」
「それでもあの空間壁はいくらでも出せる簡単な物ではないわぁ」
敵である二人は攻撃に驚いていたが防御魔術を展開からは驚いてはいなかった。
「悪くは無いけどこの程度なら問題ないわね」
「いや、我にはあれでも十分脅威なのですが」
「全く、遊んでる場合ではないのよ?デイバン」
「近接しか取り柄の無いゆえ」
「進み 進めよ クイッククロック」
「行ってまいります」
「適当に援護するから ディフェンシブオーラ」
ヒロに迫る敵対者の力は…
これだけ待って頂いて、読んで頂きありがとうございます。