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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第7章 ダンジョンってこんな所なのです ?
162/165

125話

1ヶ月投稿出来ずすいません(´・ω・`)


短いですが1月1か2日にもう一話投稿いたします

 ヒロが起きると野営の準備は終わっており、マリとミーシャンがお菓子の取り合いをしていた。


「どうしたんだ?」


「う~んそれちょうだい」


「...だめ、ミーシャの...」


 突然の不安な状況にストレスを抱えていると感じたヒロは


「なぁ、それ貰ってもいいか?」


「えっ」


「...うぅ...」


「それくれたらアイテムボックスに入ってるお菓子あげるぞ?」


「本当に!」


「...これたべるといい...」


「ありがとう」


 別にヒロはマリ達が食べようとしていたお菓子が欲しかったわけではないが、片方にお菓子を渡すと不満を抱えてしまう可能性がある、しかしヒロが食べ二人に新しいお菓子あげる事で二人に納得してもらえると思った。


「ねぇ、何出してくれるの?」


「...ミーシャはきびしいよ...」


「それは安心してくれ取って置きのを出してあげるけど、先にご飯を食べないか?」


「いいよ」


「...いぎなし...」


 その様子を眺めていたルリとティルは


「ようやく収まったわね」


「そうねぇ、何だかんだヒロ君がこのパーティーの中心なのよ」


「そうね、それは私にも分かってる」


「あの子達も必要になるわねぇ、近いうちに」


「大丈夫だよね」


「えぇ、私達が選んだヒロ君だもの」


 ご飯を食べたヒロ達、マリとミーシャンはヒロからハチミツたっぷりの5段重ねのパンケーキ美味しそうに頬張り楽しそうにしている。


「ヒロ君、これからどうします?」


「ティル、引き返すつもりだ」


「ヒロ、残念ながら無理よ」


「どういう事だ?」


「さっきティル姉と出口を調べたわよ、1階層の道は完全に塞がれ出口も魔術で通れなくなっていたわ」


「そんな」


「魔族の介入よね」


「ルリ、まだ決まったわけじゃ」


「それは本当か?」


「…可能性は高いわ」


「鑑定スキルが上手く働かないのも関係してるのか?」


 ヒロの問いに


「ヒロ君、おそらく関係しているわ…ここにはこの世界を管理している場所だと思います」


「戻るべきだったか」


「ヒロおそらく、私達が下に行った時点で塞がれていたわ」


「私達、正しくはヒロと契約神精霊である私とルリを狙っての事ね」


「今まで露骨に狙われた事はなかった」


「鑑定スキルが上手く働かないのもこの先に魔族の思惑があるのでしょう」


「ティル姉、でもあの場所に入れるのは」


「えぇ、姉様が関わているわね...間違いなく」


「それって」


 マリとミーシャンもパンケーキを食べ終わり、ヒロ達を気になり近づいてくる。


「ヒロ~何に話しているの~?」


「...気になる...」


「それが...」


 突如、地面から怪しい紫の光が薄暗いダンジョンを照らす。


 ヒロは薄目で地面に模様が浮かんでいるのが見えたのであった。

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