123話
遅くなりすいません(´・ω・`)
投稿ミスで連休中の投稿が出来ていませんでした
宿のご飯に肉料理を追加で頼み、マリとミーシャンは満足してくれた。
明日からトラップダンジョンに向かう、クゥを連れて行くのか少し悩む。
「流石に今回はクゥもお留守番か」
「にゃぉお」
「一緒に来るって?」
「にぁゃお!」
「でも流石に俺がトラップに引っかかったら危なくないか?」
「にゃお」
「大丈夫?」
「にゃ」
「なんとかするって…」
最近クゥが伝えたい事がより分かる様になってきた気がするヒロ。
「クゥ、俺強くなってるよな」
「にゃぁ?」
「強くなる為にここへ来た筈なのに実感が全然ない」
「にぁぉ」
「考えても仕方ない?まぁそうだよな、クゥじゃあいい子でまってるんだよ」
「にゃ」
クゥはヒロを気にせずごろんと部屋で寛ぐのであった。
朝、相変わらず美味しそうに食べる2人とそれを見ている2人。
「おはよう、みんな」
「ほはよぉ~」
「…んっ…」
「おはよぅ」
「あら、遅い目覚めね」
ヒロも軽い朝食を頂き、トラップダンジョンに向かった。
「ここがトラップダンジョンか~」
「…へん…」
「確かに入口に違和感を感じる」
横から男が1人が近づいてくる。
「へぇー、君達は有望なようだね」
「どういう事だ?」
「ここがどこなのか、分かってるだろ?」
「トラップダンジョン、ここにもトラップがあるんだな」
「その通り、まぁ大した事のない石が飛んでくるワイヤートラップさ」
「教えていいのか?門番なんだろ」
「君とそのお嬢さんが気づいてるならその程度なんてことないだろ?それに…」
門番の男はヒロをじっと見つめ
「いや、気を付けて行って来いよ」
「あぁ、ありがとう」
入口には分かりやすいワイヤーがあり、皆には避けてもらいヒロが作動させてみた。
ワイヤーに触れると石が5個程落ちてくるだけであった。
「これなら大きなけがしないが、ダンジョンのやさしさなのか?」
ダンジョンを進むと早速トラップダンジョンの洗礼を受けた。
「床に違和感、入口より見えにくくなっているワイヤー」
「…あれ…」
「奥にも何かありそうだな」
ヒロが思っていたよりもトラップの密度が高く、普通に進むには時間がかかりそうだと感じた。
「ここから作動させてみる」
氷の礫を無数にばら撒くと床は崩れ、壁から矢が放たれ、天井から槍が降り注いだ。
「なかなか怖いトラップだな」
「ひぃ!やばいよヒロ」
「…あぶない…」
「あははぁ、危険なのねぇ」
「これ本当に私達のランクで来れる所なの?」
「…最悪、魔法でどうにかする」
一方、入口があった場所では
「あれ、入口が・・・、まさか幻悪ダンジョンだったのか」
「まずい、至急高ランク探索者に知らせなければ!彼らが危ない」




