122話
1ヶ月空いてしまいすいません(´・ω・`)
マリ達と合流したヒロとティルは解毒ポーションの事について話したがまだ購入していなかったと話すマリに一緒に選ぶと告げた。
「中級ポーションだけでも結構するんだな」
「初級は練習したら誰でも作る事は出来るけど中級以上はレシピの閲覧のハードルが高い上に素材も集め辛いからねぇ」
「なるほどな、ちなみに俺たちのパーティーで作れそうなのは」
ヒロは他のメンバーを見る。
「いないだろうな」
「そうだね、ルリちゃんは出来そうな気がするけどな〜」
「ルリ、ちょっと」
「何よ!忙しいのだけど」
「中級以上のポーションとか作れたりしないか?」
ルリはヒロの顔を訝し気に見て言う。
「何言ってるのよ、出来るに決まってるじゃない」
「そうなのか?それなら」
「言っておくけど作らないわよ」
「何でだよ」
「忘れたの?私は回復も出来る魔法が使えるのよ…要らないでしょ」
「そうだったな、忘れてた」
「忘れるんじゃないわよ!バカ」
ルリの話によると水属性では上級相当までな回復が可能らしい。
光属性の様に即時回復までは出来ないがそれでもポーション並かそれ以上の期待が出来る。
「それなら各自1本ずつポーションは持って行くか?」
「そうだね〜、回復と一応初級、中級状態回復を持っていこうよ〜、余ってるもん」
「うっ、確かに適当に買いすぎたかもな…」
「攻略開始は朝でいいよね?」
「朝からで良いだろう、それから武器も見に行くか…予備も含めてそろそろ更新する頃合いかも」
「ダンジョンがあるから強力な武器を見てみるのはありだね」
武器が充実してそうな店に向かったがどうやら高ランク探索者のみが入れる店であった。
「ダメだったな」
「ダメだったねぇ」
「装備の点検だけでも頼める所に行くか」
役所から少し離れた武器屋に入り、点検を頼んだ
「これらの点検を頼めるか?」
「良いですよ、少しお待ちください」
店内で商品を眺めながら待っていると呼ばれた。
「ヒロさん、点検終わりましたよ」
「ありがとう、どうだった?」
「少し磨きだけで終わりましたので5万です」
支払いを終えたヒロはみんなと店を後にした。
「用事は終わったけど他に行く所はあるか?」
「特にないかなぁ」
「…冒険者ギルド…」
「ああ、最近行って無かったな」
「…うん…」
ミーシャンの提案で冒険者ギルドに向かうと相変わらず補修がされていないギルドの建物に入った。
「すいません、誰かいますか?」
「はぃ〜」
「大丈夫、ですか?」
「お腹が、空きました」
「マリ、ミーシャンちゃんご飯あげてもいいかな?」
ミーシャンとマリはじーっとお腹を空かせた姿を見てヒロに頷く。
「これ、どうぞ」
「!ありがとう!」
凄い勢いで出した食べ物と果実水はお腹に収まっていったのであった。
「ふぅ、助かったわ〜お金少し厳しかったのよね」
「ドロップ品が少し残っているので納品していきます」
「助かるわ〜、収入が余りないから偶に足りなくなるのよ」
「冒険者ギルドに支援要請はしないのですか?」
「場所が場所だから人材は難しいのよ、予算も所属者が少ないとどうしても予算は」
「偶に納品なりご飯を持ってくる」
「ありがとうございます!」
「食べ物が無くて亡くなったなんてなったら頼まれたギルドマスターに何を言われるか分からないし」
生存確認を終えたヒロ達は宿へと戻るのであった。




