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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第7章 ダンジョンってこんな所なのです ?
145/165

109話

投稿が遅れる事が多いので短いですが、これから投稿しようと思います(´・ω・`)


皆様はどのくらいの文章の長さが好みですか?

(・ω・*)

 役場の案内係の人にダンジョンの資料を見せて欲しいとお願いするヒロ。


「ダンジョンに関する資料でしたら2階にありますのでご自由に閲覧出来ます」


「ありがとうございます」


 探索者証を発行したあいつだけが特殊なのか案内係の人は丁寧に教えてくれた。


「銅ランクの剛腕ダンジョンについての資料を見たいのですが」


「それでしたら、あちらの左から3番目の本棚にありますよ」


「なるほど、ありがとうございます」


 目的の資料を見つけたヒロは6冊に渡る剛腕ダンジョンの資料を読み続けた。


「あー、疲れた…大体の事は分かったな」


「1〜10階が洞窟タイプで11〜15までが迷宮16〜20までが草原、順番があれな気はする」


「トライデントカウは突進が兎に角、強力で切り返しも早い」


「ボア系はトライデントカウと同じ階層にいるが離れて出現している」


「宝箱を探すなら迷宮か」


 あらかた情報を仕入れたヒロはお昼ご飯を食べに役場から出るのであった。



 一方のマリ、ミーシャ、ティル、ルリのチームは


「へぇ〜、おじさんすごいね!探索者の道具に詳しいんだね!」


「まあな、それより嬢ちゃん達だけのパーティーなのか?」


「ううん!ヒロも一緒だよ!」


「!そ、そうか何か困った事があったらおじちゃんに言うんだよ?」


「ありがとう!またね〜」


 探索者の道具を扱う店を人の良さそうなおじさんに聞いたマリはみんなと合流する。


「マリ、あんた凄いわね」


「そうかな〜?」


「…すごい、わたしできない…」


「私も出来ないわねぇ〜」


「えへへ、これでも商人だからね」


 探索者の道具屋についた一向は品物を見ている。


「へぇ〜これが灯りになるんだ、手も空いて便利そう」


「…これなんだろう?…」


「余り見た事無い物ばかりですねぇ〜」


「こんなの私知らないわよ」


「ヒロに選んでもらわ無いと必要な物が分からないよね」


 一通り見たマリ達はお昼ご飯を食べにお店を出る。


「あれ?ヒロ?」


「どうしたんだ?みんなで」


「探索者の道具屋行ってたの!」


「マリ達も昼ご飯か?」


「そう!」


「なら一緒に何処か行くか?」


「う〜ん、今日はお互い美味しそうな場所探そ?」


「わかった、金は足りるか?」


「大丈夫!手持ちの要らない素材売って来たから」


「そうか?まあ困ったら言えよお前達で稼いだ金でもあるから」


「商人のお勉強だから大丈夫だよ」


「じゃあまたな」


 再びそれぞれがお昼ご飯を求めて別れた。


 ヒロは味の濃い物ばかりだったこちらの世界の食べ物では無く日本の様な食事を求めていた。


「流石に日本食は見つからないよな…」


 一軒の食事処に目が行った、そこは昼時なのに賑わいがなかった。


「異界風食堂?」


 気になったヒロは店の扉を開ける。


「いらっしゃい、あんたも冷やかしに来たのか?」


「異界風ってどう言う事だ?」


「ここはダンジョンの食材の中でも家畜の飼料や人々が食べない物を使って料理を作ったんだよ」


「セレニの所でもダンジョンの肉を使ってるって言ったたな」


「あいつの所は普通さ、俺の所は価値が無いとされてる物さ」


「変わってるんだな」


「けっ、食べられる物を捨てたり何でも飼料にするのは勿体無いだろ」


「まあな、じゃあ一つ貰えるか?」


「お前も、あいつらと…食うのか?」


「飯屋なんだろ?」


「食うって言うなら作ってやるけどよ」


 渋々、奥に向かった店主を見ながら待つヒロ。



「これがウチのランチだ」


「!米か!」


「こめ?コイツは粉にしたりそのまま食うと不味いが水で煮ると上手くなるんだ」


「味噌汁まで!」


「これは見た目はあれだがスープにすると美味いだ」


「卵に醤油」


「卵にこの黒いの入れると美味いんだぜ」


「お前、日本人?」


「にほん?そんな所の出身じゃないぞ」


「まあいいや、頂きます!」


「変な祈りだな」


 思い掛けない食事にあり付け、店主からこれらの食材が採れる場所をそれは丁寧に聞き、また食べに来る約束をしたヒロであった。

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