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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第7章 ダンジョンってこんな所なのです ?
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勝手に100話記念SS 〜

 メインの100話投稿記念でクゥの出会いを短いながら書きました。


 ヒロの家族の名前はまた後の回想で出す予定です

(・ω・*)

 ヒロがまだ生まれる少し前、春の風がまだ冷たいそんな日だった。


「母さん、すまんな」


「いいのよ、あなた」


「猫が欲しいって言ってたからてっきり」


「欲しいのは本当よ?でも行く場所の無かった子を迎えたいの」


「わかった、母さんに任せるよ」


「ありがとう、あなた」


 そして、ヒロの母は神社に用事があったので(やしろ)に向かうと


「あら?何処から来たの?」


「にゃ?」


「首輪も無いし、野良ちゃんなのかしら?」


「にゃあぉ」


「あらあら、可愛い」


「ゴロゴロ」


「ふふふふ、ゴロンってお腹まで見せちゃって」


「にゃぉ」


「お家に来る?そうだ病院に連れて行かないと」


「にゃ?」


「ちょっと待っててね」


 ヒロの母は神社での用事を済ませて、猫を病院に連れて行き必要な物を買い揃え、家へと帰った。


「おかえり」


「ただいま、あなた」


「猫かい?」


「ええ、神社で会ったの聞いたら神社の飼い猫でも無いみたいだったから」


「ははっそうか、じゃあ新しい家族だね」


「ええ、この子のお姉さんね」


「女の子なのかい?」


「そうなのよ、名前は何がいいかしら?」


「そうだね、タマとか?」


「ダメよ!何がいい?」


「にやぁぉぉ」


「わかった、クゥちゃんね」


 まるで猫と会話する様に名前を決めたヒロの母を見て


「言ってる事が分かるのかい?」


「?分からないけど何と無く分かるの」


「にやぁ」


「喜んでる見たいだね」


「ええ、これからよろしくねクゥちゃん」


「よろしく、クゥ」


「にゃぁ」



 そして次の年にヒロが生まれたのであった。


「クゥちゃん、ヒロくんですよ〜」


「にゃぁ?」


「クゥちゃんの弟だから仲良くするんですよ?」


「にゃ」


「ふふふ、ヒロくんもやっぱり私と同じでもふもふが好きなのね」


「あぅ、あぁ」


「ゴロゴロ」


「ふふ、仲良しさんね」


「母さん?おっ」


「とっても可愛いわね〜」


「そうだね」



 こうしてヒロが新たに家族に加わり、ヒロとクゥは大人になっても仲良く育つ事になるのであった。





 そして、別な世界


「なぁクゥ、枕のもう少しこっちじゃダメなのか?」


「にゃ」


「そうか、でも俺の頭がはみ出てるんだよ」


「にゃぁ」


「じゃあこっち来るか?あったかよ」


「にゃ」


 クゥはヒロの脇に移動しすっぽりと入り、腕を枕に眠るのであった。

またコロナが流行って外出を控える事もあると思いますが読んで頂いている皆様に少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

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