97話
投稿が遅くなってごめんなさいです(´・ω・`)
今年中には100話越えたいですね
ヒロが歩いてるとマリ達が買い物をしている所に合流した。
「あ〜、ヒロ!どうしたの?」
「やっぱり、一人で歩いてもつまんないから合流しようと思ってな…結構買ったんだな」
「うん!みんなと買い物してたらついね〜」
「そっか、荷物持ちになってやるよ」
「今日は優しい〜ね!」
「いつもだろ」
「ヒロ、何にかあった?」
「なんだよ急に」
「どこかいつものヒロじゃない感じがする」
「あー、ちょっと疲れてるのかもな」
「じゃあ、重いのは私が持ってあげるからね!」
「おいおい、自分達が買った物だろ」
ヒロは荷物持ちとして、女性組と無事?合流したのであった。
マリ達は服の他にはお菓子を中心に、ハイベルの家族は生活雑貨と服を購入していた。
「すいませんヒロさん、私たちの荷物を持って頂いて」
「気にしなくていいですよ、マリ達はいつもこれ以上に持たせますしハイベルさんにはお世話になる事になると思いますから」
「そんなことは...いえ、ありがとうございます」
「それでマリ...その荷物は」
「うん?いつものだよ?」
「そうか?俺には高級そうなお菓子ばかりに見えるけど」
「えっ、ふっ、普通のお菓子だよ?ちょっとは高いのもあるけど無駄遣いしてない!」
「まぁ、一応気をつけろよ」
「やっぱりヒロ、変だよ」
マリはヒロがいつもと少し態度が違うと感じたが、疲れているかもと言われ確かに休んでいなかった事を思い出してこれ以上言うのをやめた。
「それでミーシャンちゃんは何を買ったの?」
「…おかし、ふく、おかし、おかし…」
「よかったね」
「…んっ…」
「ティルとルリは?」
「私はいい茶葉と服を少々買わせて頂きましたぁ~」
「私はその必要な物しか買ってないわよ!」
「そうだな」
ヒロはルリが持っている荷物の中に小さなぬいぐるみやお菓子の箱が見えたのは特に指摘はしなかった。
日も傾いてきたのでみんなで宿に戻る事にした。
「ヒロさん、お帰りなさい」
「ハイベルさん、ありがとうございます」
「素材の卸先を決まりましたので夕食の時に、納得頂けたら明日お願いいたします」
「わかりました、荷物を置いてきますね」
「私も家族が買ってきた荷物を置いてきます、後ほど」
それぞれ荷物を置きに向かい食堂スペースで食事する。
本日のメニューはシカ肉のシチューとクロワッサンの様なパン、そしてチーズがかかったサラダ。
「このシチュー美味しいですね」
「ええ、このシカ肉シチューはこの辺では名物の一つなんですよ」
「それで卸先の方は?」
「単価の高い素材については中堅ではありますが取引相手を大事にしているコースト商会に単価の低い素材については顔馴染みの小規模商会にいくつか分けて卸す事にしました。」
「なるほど、大規模商会ではダメなのですか?」
「私の様な個人が取引する事はありませんし、万が一取引出来たとしても足元を見られて、まともな取引など出来ないでしょう」
「それは…確かに」
「商人でも無いと分からないのは仕方ない事ですよ、ヒロさんがいたノルヤだったら大規模商会でも対等な取引は出来ると思いますよ。
「勉強になります」
「なので今回は個人でも取引をしてもらえる中堅の中から吟味してコースト商会に、単価の高い素材を纏めて買って貰い少し安く融通する事で恩を売り、小規模商会にも相場より少し安くし、これからの商売の足掛かりにしたいと思っています。」
ヒロはその話を聞いて最初から儲けに走るのは自分達が居なくなった後にそのお金でコネクションを作らないと行けないが少しの損を取る事で後々の商売に有利な状況にする事を優先した。
「…納得しました、明日行きましょう」
「お願いいたします。ヒロさんがAランク冒険者と言う事、パトロンをしている事もお話してもよろしいでしょうか?」
「それは…何故?」
「まずヒロさんは今後とても大きい事を成し遂げると私は確信しております。なのでその功績によって商会のブランドは上がり、早く貴方の役に立つでしょう。
そしてヒロさんの様な実力者の後ろ盾があれば余計なちょっかいをかける人間を排除したいのです。」
ヒロはその事を聞いて利用されているのでは無いかと思い、顔に出してしまった。
「お待ちください!ヒロさんの事を利用していると思われても仕方ないのですが、貴方の庇護下に入れて貰う代わりに儲けの50%を納め、出来たコネクションで要望を叶えます。私は家族を護りたいのです。」
「話はわかりますが、そこまで必要ですか?」
「私の店は小悪党に目をつけられて潰れました。家族に危険があった事も…」
「何故今になって」
「貴方に全てを賭けたくなりました。なので隠し事は無しにしたい。商人としては失格ですがね」
「はっはは、わかりましたよ…その取引受けます。お金はこちらも必要ですから」
「…本当にありがとうございます。」
ハイベルは涙を浮かべながらヒロに感謝を伝えた。
これが後にヒロを助ける事になるハイベル商会の始まりである。




