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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第7章 ダンジョンってこんな所なのです ?
126/165

92話

投稿出来ませんでした(´・ω・`)


ごめんなさい

 マリ達と別れ、ヒロはノルヤの冒険者ギルドにマリ達は先に今日の夕ご飯のお店へと向かう。


「すいません、いくら口座にあるか調べたいのですが」


「ヒロさんいらっしゃいませ、すぐにお調べしますね」


「お願いします」


 受付嬢に口座にいくら入っているか調べてもらっていると後ろから話しかけられた。


「おっ、とうとう懐事情が心配になったのか?」


「はぁ、フランドル…お前のとっておきの装備屋で買い物したんで一応確認しに来たんだよ」


「なんだ、見つかったのか」


「まあな、偶々」


「その様子じゃ派手に買ったようだな」


「それなりにはな、ただ店主がいい人で安くしてもらったけどな」


 フランドルはにやけながらヒロに


「それでも数千万は使ったんだろ?」


「良い買い物が出来て良い店で良い店主だったよ」


「そりゃあお前さん達クラスになるとそこら辺の装備屋の品じゃイマイチだろうさ」


「フランドル、まさかいきなり連れて行って値段にびっくりする所を見たかった…なんて事ないよな?」


「俺がか?…ある訳ないだろ」


「そうかい、まぁ助かったよ」


 フランドルにお礼を伝えて、ギルドから出るヒロは他のみんなと合流する事にした。


「確かこっちの方だったよな」


 マリ達が向かった、本日の夕食はシェフのオリジナルメニューが多いお店にしたようだ。


 特にマリとミーシャンは食事、料理にとても…こだわりを持っている。


「ここか?」


「いらっしゃいませ、お一人様でしょか?」


「いや、先に仲間が来てる筈だけど4人連れの少女達なんだが」


「…お、お連れ様の場所までご案内いたします」


「お願いします」


 通されたのは個室でなかなか豪華な扉の部屋であった。


「お連れ様がいらっしゃいました」


「少し遅れたか?」


 目の前のテーブルには高く積まれたお皿を片付ける従業員の姿が目に入る。


「どれだけ食べたんだよ」


「あらヒロくんおかえりなさい、まぁこんな感じよぉ」


「あらヒロ、遅かったわね」


「………」


「ミーシャンちゃん、こっちも良いですよ!」


「俺も何か貰おうかな」


 ヒロも席に着くとビーフシチューの様な料理とパン、果実水を注文した。


「それでお金は足りそぉ?」


「装備は問題無く買えるな、ここでの支払いは手持ちで足りるといいな」


「あっ、ヒロおかえり〜」


「…おかえり…」


「ただいま、二人共…美味しかったか?」


「うん!このソースが気に入ったよ!」


「…おにく、ふわふわ…」


「それは良かったな」


「でも、食べ過ぎじゃないか?」


「問題無し!」


「…なし…」


「今度はお手柔らかに頼む」


 二人共は笑顔でわかった、と言っているが忘れるんだろうな…とヒロは心の中で思うのであった。


 ヒロの料理が来ると二人の視線を感じるが鋼の心で料理を死守する。


「確かに美味しいな、懐かしいのかな?」


「食べに来た事あるの?」


「いや、故郷の料理に似てるって話だ」


「そっか〜、ヒロは森で会ったから故郷の事知らないね」


「そのうち話すよ」


 料理を堪能したヒロは、お会計で少し笑顔を引き攣らせながら気持ち良く支払った。


「じゃあ、装備の受け取りに行くか」


「あれ、お金は持ったの?」


「聞いたら口座から直接、支払いが出来るって聞いた、同じ街限定らしいけど」


「へぇ〜、便利だね!」


「そうだな」


 みんなを引き連れ職人区画の装備屋へと向かうヒロ達であった。

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