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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第7章 ダンジョンってこんな所なのです ?
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91話

すいませんでしたm(__)m先週はいつの間にか時間が過ぎて間に合いませんでした。

 後ろの部屋から戻った店主が背負い袋を持って戻ってきた。


「この中にある物ならお前さん達の要望に応えられるだろう」


「その袋の中にあるの〜?小さくない〜?」


「これはアイテムバックっていうダンジョンから出た、中が見た目より広くなってるマジックアイテムだ」


「ダンジョンから?何で貴方が…」


「俺は昔メイズアンスにいた、正確に言えば鍛治士をしていてな」


「なるほどな」


「…なんで?…」


「嬢ちゃんなんでって?」


「あー、多分何でメイズアンスからノルヤの裏路地の装備屋にいるのかが疑問なんだろう」


「色々あってな、メイズアンスには疲れた…そこで、たまに来ていたノルヤで商売する事にしたのさ、メイズアンスでそれなりに財産も出来てたしな」


「そうなのか」


 ヒロ達はこの店主が何故こんな所で店をしているのか、そしてノルヤではありえない程の装備がある理由を理解した。


「じゃあまず、マリの装備からお願いします」


「そっちの嬢ちゃんだな、斧と防具だったな…斧ならこの黒鉄斧(こくてつふ)がいいな、重い上に属性は付いてないが攻撃力は折り紙付だ。防具の方はグラディスメタルリザードの皮がいいだろう、こいつは金属の性質と皮の性質を合わさった素材の中でも一級品で嬢ちゃんなら着ても動けると思うぞ」


「この斧可愛くないけど振りやすくていいね!防具はちょっとここ調整しないと」


「そ、そうか…防具は後で調整してやる」


 店主が斧をブンブン縦に振っているマリを見て少し引いていた。


「次はそっちの子か?」


「….わたし?…」


「おう、えっと」


「…ミーシャン…」


「ミーシャン、防具はどんなのがいい?」


「…かるくて、はやくうごけるの…」


「軽くて、速くか…それならソニックウルフの毛皮を加工した防具だな、防御力はダンジョン中層だと気休めだがスピードアップの特殊能力が付く」


「.…じゃあそれで…」


「俺が言うのも何だが、そんな簡単に決めていいのか?」


「…いい、あわせるのよろしく」


「おう」


 ミーシャンは話を聞いただけで決めてしまった、店主は少し心配になった。


 ヒロも心配になったので、


「おい、あんな簡単に決めちまって大丈夫なのか?」


「…だいじょうぶ…」


「それならいいけど」


 次はティルとルリ達の番だ。


「じゃあ、そっちらの番か…皮防具だったな」


「ええ、私達は後衛なんですよぉ〜♪」


「そっ!ティル姉と同じのね!」


「二人共魔術使いか、属性は?」


「あらよく分かったわね」


「何でわかったの!」


「まあ、メイズアンスでもそれなりに居たからな…もっともレベルはお前さんらの方が上だろうが」


「ふふふ、どうかしらぁ?私は風よ」


「私は、水よ!」


「なら、ウィンドバイパーのなめし革とアクアバイパーのなめし革が条件に合うだろうな。効果は術の威力アップとそれぞれの耐性が少し付く」


「それでお願いしますねぇ」


「お願いね!ちゃんとおんなじ様にしてね」


「わかった、任せてくれ」


 とうとうヒロの番がやってきた。


「ヒロの防具は…前衛だよな?」


「勿論、正直どんなのが良いか全然分からないけどな」


「お前さんも魔術を使うようだな」


「おう、これと魔術を併用して戦うな」


「その棒か?」


「秘密があるんですよ、それより何が良いと思います?」


「使う属性は?あと何か重要視する所は?」


「属性は風と水、重要視してる所はないのでバランスが良い防具がいいですね」


「!ダブルホルダーなのか…属性合成も出来るのか?」


「氷属性なら使えますね」


「…すまんが、複数の属性を持つモンスターの素材はほぼ手に入らない、その代わりミスリル合金の軽鎧がある。ヒロなら魔力量も多いだろうから下手な装備以上の性能になるはずだ」


「ミスリル合金ですか?それなら総ミスリル製の方がいいんじゃないですか?」


「ミスリルは値段もそうだが、単純に量が取れないんだよ。大量に出ても王家などに献上されちまう、俺でも合金までが限界だったんだよ…貯めて置く訳にも行かないからな」


「王家の兵より良い装備を持たれたらこまるからですか?」


「そんな所だな」


 渡された装備を試着したヒロは店主に直して欲しい部分を伝えた。


「2日くれ、完璧に仕上げておく。」


「ありがとうございます、代金はどの程度になりますか?」


「1000万マールだな」


「1000万〜!」


「…1000万よくわからない…」


「おぉ、なかなか凄い額だな」


「これでも出来てた物を手直しするだけだが、素材の金額だけだ。同じ物を揃えたら後1500万はいるだろうな」


「あわわわわ!ヒロ2500万が1000万だよ!お得!」


「そう、だな…代金はギルドで下ろして私に来ます」


「おう」


 店主は返事をすると店の奥へと向かっていくのであった。


 ちなみにヒロ達が稼いだお金は1億マールを超えているのでそれくらいは実は問題無い額である。


 ヒロも最近覚える事しなくなっているので、この時は残高の心配をしていたりした。マリ達の食事代でもびくともしない程増えていくからであったり…

最近暑くなり夏日の気温な所も多くありますので熱中症にお気をつけてください(´・ω・`)

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