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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第7章 ダンジョンってこんな所なのです ?
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88話

間に合いましたヾ(・ω・*)

 ヒロ達一行はノルヤの見える丘まで来ていた。商人のマピリスと別れ、日が少し傾いてきたが門が閉まる前に着く事が出来そうだ。


「みんな、ノルヤが見えてきたぞ」


「わ〜、なんだか久しぶり〜だね」


「…おにく…」


「ノルヤではヒロ君、色々あったわよぉねぇ〜♪」


「私、知らない…仲間はずれにされちゃう」


「すぐにメイズアンスに行くわけじゃないからルリも色々行ってみよぜ」


「!ふぅん、どうしてもって言うなら着いていってあげるわよ」


「ああ、お願いします」


「よろしい、エスコートは任せるわ!」


 ラーメールで新しく仲間となってルリをエスコートする事になったヒロだが、あの期待に満ちた瞳を見てそっと笑顔をノルヤに向けたのであった。


 ノルヤの門で入場手続きをする為に並んでいたのだが、数組だった上アンデット事件で顔を覚えられていたらしく先に入場の順番を譲って貰えた。


「Aランク冒険者のヒロ様一行ですね!アンデット事件ではありがとうございました!」


「どうも、ギルドマスターや他の冒険者の皆さんもノルヤを守る為に命をかけてましたので…」


「それはわかっていますが、ヒロ様達が最大の功労者なのはノルヤの者はわかっております…そちらの少女は?」


「この子はルリ、新しくパーティーメンバーになった子です。身分証はまだなのですが」


「仮の身分証が3000マールなのですが…規則なのでお願いします」


「大丈夫ですよ、ちゃんと払いますから」


「では、こちらを…ヒロ様はあまり冒険者っぽくないですね?」


 冒険者ぽいというのがイマイチピンと来ていないヒロは素直に門番さんに何処が、と聞いてみる。


「冒険者は上からといいますか、その乱暴な感じや自分勝手な人が多いので…勿論、悪い人と言うわけでは決してないですよ!」


「まぁ、人間って色々な人がいますからね、いい人もいれば悪い人もいるみたいな」


「確かに、変な事を言ってしまいました!お通りください!仮の身分証の代わりに冒険者証をなるべく早く発行していただいた方が少しマールをお返し出来ると思います」


「そうなんですね、明日行ってきますね」


 こうして無事にノルヤへと帰還したヒロ達であった。


 宿はとりあえず何件か聞いて入れそうな中堅な宿にした1泊12000マール食事夜朝付きである。


 夜のメニューはスープにメインでお肉のシチューにサラダと種類は少ないが味は宿代で考えると美味しい方に入るだろう。


おかわりは有料だったので勿論追加で支払った、ちなみに5人で6万マールを宿代で払っていたのだが…追加料理に飲み物で3万程食事で落として行く事になった。


「ふぁあ、よく寝たな…クゥはまだお腹が空いて起きてないから先に用意してあげようか」


「…zzz」


「やっぱり、こうしてネコを眺めてたり撫でたりする方が俺にはあってるな」


 クゥの朝食を用意し、一足先に朝食を食べ冒険者ギルドへと向かった。


「ノルヤのギルド…あの怖い人まだいるのかな?…」


 冒険者達が依頼見ながらアーでもないコーでもないと話ながら依頼の相談をしている。


 朝から食堂で酒を飲んでる人がいたり相変わらず賑やかな場所だと思いながら受付の方に行く。


「すいません、ギルドマスターに会いたいのですが」


「ようこそ、ノルヤ冒険者ギルドへ…お約束は?」


「昨日着いたばかりで、ヒロといいます」


「ヒロ…!あっ、あのアンデット事件の!?」


「たぶん、そうだと…空いてないようなら改めます」


「しょ、少々お待ちを!すぐに確認します!」


 受付嬢さんがノルヤギルドマスターの部屋へと走っていた。


 すぐに戻ると大丈夫な様なので連れて行ってくれた。


「おお!戻ったかヒロ!」


「一応、ラーメールでの依頼が終わって推薦して貰えます」


「流石だな、あいつあれでなかなか難しい性格なんだよ」


「そうですか?普通でしたけど」


「はぁ、で、報告の為に来たのか?」


「それもあるが、メイズアンスについての情報が欲しくて」


「メイズアンスだと?ダンジョンに行くのか?」


「まぁ、パーティー強化の為に行こうかと」


「なるほどね、まぁ資料はあるがわかりやすい様に纏めて渡してやるよ」


「ありがとうフランドル、暫くはいるつもりだから適当な依頼を頼むよ」


「そっちも任せておけ」


 それからラーメールでの土産話をしてギルドから出るのであった。

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