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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第5章 平和な時間っていつくるの ?
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77話

お正月に間に合わず遅れてしまいました。

(´・ω・`)


遅くなりましたが、皆さまあけましておめでとうございます。


大雪とコロナで大変な年始めになってしまいましたが良い年になりますよう願っています。

 リヴァイアサンの蒼月が魔人に向かって魔術を発動させた。


 リヴァイアサンは水の中でこそ一番の力を発揮する、ヒロ達が戦った時の様に海中から顔を出して襲った時と違いここは海水で満たされている。


「ルリ様から離れろ![ディバイド・メイルシュトローム]」



「ハァァァ!」


 蒼月の攻撃は最早魔法、ヒロが行使する力に等しい威力を持って魔人へと向かっていった。


 魔人も魔力を全面に展開し、攻撃を防御するが凄まじい威力に吹き飛び、壁にめり込んだ。


「あっさりと倒せたみたいだな」


「ヒロ、私はルリ様を守る龍あの程度……」


「どうした?」


 蒼月が魔人が飛んでいった壁の方を見ながら警戒していると


「ははははっは!流石は神の守護者、()()()では防ぐ事が出来なかったか」


「嘘だろ、あの威力の攻撃を受けてダメージがないのかよ」


「そんなはずは…確かに手応えはあった」


「我の力はそれほど強くはない…しかし特別なスキルがあるのだ」


「厄介だな、俺たちも加勢するぞ蒼月」


「ヒロ、油断するなよ」


 蒼月の魔法で地上に近い動きが出来ているが、水中では風の魔力が上手く使えないヒロはなかなかダメージを与えられていない。


 マリは防御に徹する事しか出来ず、ミーシャンの魔力武器で少しずつ肌を裂くが傷が塞がってしまう。


「鑑定…っ!これは厄介すぎるだろ」



――――――――――――――――――

名前 : デュラレス

種族:上級魔族

戦闘系スキル

格闘術 [Ⅳ]

魔法系スキル

ダークオーラ

生産系スキル

なし

技能系スキル

なし

特殊系スキル

自\動強#化回%復

ステータス

HP 1000→1500 MP 250

STR 320 VIT 260→310 INT 100

AGI 280 DEX 180 LUK 60

――――――――――――――


「…ステータスが上昇してる」


「ヒロ!どういう事だ!」


「おそらく表示がおかしいスキルのせいだろうな、回復しながら自分を強化出来る能力のようだが」


「それなら一撃で消し去ってくれる…[タイダル・ディープズ]」


 激しい水の流れがデュラレスの周りに集まり、中心へと向かいながらデュラレスの体を引き裂いている。


「こんな攻撃も出来たのか…あの時使われてたら確実にあのバカ息子は海の藻屑だっただろうな」


「こんな状況でも無ければ我も使わん」


「この激しい流れと水圧なら流石に…」


「….これでも」


「ハハハ!素晴らしい技であるな!しかし魔王様よりいただいたこの力の前ではいささか足りないようである」


 水中の中では蒼月の魔法より威力のある攻撃は今のヒロ達では出せない。


 瑠璃という神が目覚めれば何か突破口があるかもしれないがまだ意識が戻ってはいない。


「ミーシャンちゃん、俺に魔力武器を貸してくれ」


「…どうする?…」


「どうにか串刺しに張り付けて逃げる時間を稼ぐ、蒼月は脱出の準備を」


「しかし!ここは」


「今のままじゃ倒せない…地上におびき出して俺の魔法で粉々にする」


「…わかった、ヒロに任せる」


 ミーシャンから槍型の武器を4本受け取り、背中に背負った。


 ヒロがデュラレスに近づくとデュラレスも接近してきた。


「今度は、お前の番か?」


「まぁ、少し遊んでくれよ」


「ハハッ、なかなか面白い事を言う」


「少しは大人しくしてくれよ」


 ヒロは神槍に魔力を集めてより貫通力を高め、デュラレスに連続突きを放った。


 しかし、見切られているようでほとんど薄皮を裂く程にしかダメージを与えられていない。


 デュラレスの拳はヒロの回避スピードでは避けられない速さに達していた為長引くと戦闘不能にされてしまうと考え


「はぁ…はぁ[エア・バリスタ]!」


「なんだと!」


「これで大人しくしてろ!」


 ヒロは咄嗟に新しい魔法[エア・バリスタ]を放った。


 この魔法はヒロが魔力を強引に集め、前方に圧縮空気を放つだけの物だが、着弾と同時に水圧も寄せ付けない程解放され、デュラレスを壁に激突させた。


 ヒロはその隙を見逃さず、ミーシャンから受け取った魔力の槍をデュラレスの四肢に刺し、磔にしてみせた。


「よし!今のうちに脱出するぞ!」


「皆乗ったな!行くぞ!」


 磔のデュラレスを置いて海底神殿から撤退した。


「ヒロ、大丈夫?」


「あちこち痛い」


「…これ…」


「ポーション貰ってもいいのか?」


「…うん…」


「ありがとう…苦い」


「ごめんなさい…私何も出来なくて」


「いやティルにはこの後、大仕事がある」


「わかったわ」


「…瑠璃はまだ意識が戻らないのか?」


「どうやら、結界を強引に破壊された反動が強かったみたい」


「そうか、何とかこのま!」


 後方より黒いもやが覆った物が近づいて来ている。


 ヒロは十中八九デュラレスだと感じたが、海上にはまだ少しの時間が必要だろうと思っている。


 時間を稼ごうとミーシャンの遠隔魔力武器と魔力の槍で攻撃するが回避され、当たっても全く手応えがない。


「くっそ!時間稼ぎにも」


「我が!」


「ダメだ!お前は全速力で海上に行け!」


「[エア・バリスタ]!」


 複数の圧縮空気の砲弾がデュラレスの接近を阻害する事には成功したが、ほとんど時間稼ぎになっていない。


「このままだと追いつかれる…魔力もこれ以上は」


「…だい、じょぶ…」


「ミーシャンちゃん、もう」


「私が盾で!」


「マリの盾じゃ防げない!」


「こうするんだよ!」


 マリが力いっぱいデュラレスへと向かって投げ飛ばすとデュラレスを真っ二つにした。


「お前、あんな力があったのか?」


「うん!でもこれやると盾壊れちゃうともったいないでしょ?」


「そ、そうだよな」


 ヒロは心の中でマリを怒らせる事はしないと誓う事にしたのであった。


読んでいただきありがとうございます。


読んで頂いている皆様、ケガや体調にお気をつけくださいm(_ _)m

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