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ネコ好きの平凡な人生のはずが なぜ?  作者: 遊遊
第5章 平和な時間っていつくるの ?
102/165

75話

遅くなりました(´・ω・`)


そろそろ雪も降りそうな時期になりました。


まだまだ、大変な状況ではありますが皆様お気をつけください。


少しでも楽しみにしていただける作品にしていきたいと思いますヾ(・ω・*)

 何をされたかわからないヒロは思考を巡らせながら風の結界を発動させた。


「風よ、守れ!」


「くっ、魔術か…平民のくせに」


「それなりにはな(鑑定!)」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:ターテス・トリスト

性別:男

年齢:32


戦闘系スキル

剣術[ Ⅰ ]


特殊系スキル

エアブリッツ


HP 60 MP 30

STR 29 VIT 38 INT 15

AGI 18 DEX 30 LUK 12


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(このエアブリッツって言うスキルが怪しいな…ちょっとかまをかけてみるか)


「貴族様の特別な力ってエアブリッツの事だったのか?」


「なっ!馬鹿な!何故貴様がこのスキルを知っているんだ!」


「さて、なんでだろうな?謝るなら許してあげますけど」


「くっ、舐めるなよ!平民がぁ!」


「…いい加減にしろ」


 ヒロはフルスイングでターテスを槍の柄でぶっ飛ばした。


 すごい勢いでぶつかりターテスが気絶した事により決闘は終了した。


「ターテス様!平民がぁ!」


 ターテスの兵士がヒロに襲いかかったのだが…



「よっわ…これでリヴァイアサンと戦おうとしてたのか」


「ヒロ、あなたが普通じゃないのよぉ」


「面倒事を持ってきたのに随分な言い方だな、おい」


「ははははっ…ごめんなさい!」


「マリとミーシャンちゃんにも謝っておけよ」


「わかってわよ…これどしようかしら」


 ヒロが気絶しているターテスとその手下兵士を見ながら


「…救出が間に合わず助けられなかった、って事したらどうだ?」


「怖い事言わないで!」


「じゃあ、決闘で負けた事を言わない代わりに黙って貰うか」


「それが良さそうね、じゃあヒロよろしくね!」


「わかったよ…その代わり」


「報酬に色つけて出します」


「よろしくな」


 ヒロはターテス達が目を覚ますのを待っていると


「ぅっう、ここは」


「やっと起きたか」


「貴様!」


「一つ提案があるんだが」


「平民の話など!」


「貴族様が平民の冒険者に決闘!そして敗北…って話が出回ったらさぞ楽しい事になると思わないか?」


「なっ!平民の話など…」


「さっきの決闘を記録してあるんだよな、特殊な魔術で」


「そんな…それなら」


「俺を消そうとするのは難しいのは自分自身で体験しただろ?」


 ヒロはターテスの顔を見ながら少し微笑み、提案をした。


「俺と俺のパーティーメンバー、そしてこの船にいるギルドマスター、船員に決闘をなかった事にする。その代わりあんたは大人しく船でラーメールに戻る。どうだ?」


「そんな事をしたら!」


「そんなの、平民の生活の為に調査を譲ってやった、とか適当に誤魔化せばいいだろ?」


「……なるほど」


「部下はあんたが口止めしたら大丈夫なんだろ?」


「……ここで見た事は一切他言する事をゆるさん!」


「「「「はっ!」」」


 ヒロは再び微笑みながら、


「契約成立ですね」


「……あぁ」


 こうしてターテス達は大人しくラーメールへと向かったのであった。


「ふぅ、疲れた」


「ヒロ〜!ありがとう!」


「…ヒロ…」


「なんだ2人とも」


「嬉しかった〜!」


「…ありがと…」


 とりあえず貴族との揉め事は幕を閉じた。



 次の日ベッドの上にクゥ、そして


「おかえり…ティル」


「ふふふ、ただいま♪」


 猫の姿のティルが寛ぐように寝っ転がって戻っていたのであった。




 そして、深海の遺跡では少しずつ危機が静かに迫って…


「ゴボっ…ゴボ…ここに…」

最後まで読んでいただきありがとうございます(*'▽'*)

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