七十一話 ベルゼーブ国境戦線
旧ベルゼーブ領国境の街。
かつて賑わいを見せたこの街もいまでは廃墟である。
この国を中心に起きた千年前の戦争の影響ではない。
単にリヴィアータ帝国の国土が広過ぎて、わざわざ亜人や魔物が多く住み着いてしまったこの地域を利用する必要がなかったからだ。
ゼラムル教団はこの街を拠点の一つとして占拠し、現在リヴィアータ帝国の軍隊と交戦している。
表通りの見渡せる建物の屋上には数名の男達が身を潜めていた。
ゼラムル教団の信者達だ。
「ルドガー、少しは休んだらどうだ」
ルドガーと呼ばれたゼラムル教団信者の男。
ライフルを構え、スコープを通して周囲を警戒している。
「おまえこそ休んでろ。オセ……、おまえまた自分の分の食料を他のヤツに渡したらしいな? 今度はいつ補給班が来るか分からないんだ。食えるときに食っとかないと、おまえの方こそ倒れちまうぞ」
オセはここの防衛隊の中で衛生兵のような役割をこなしている。
怪我人の治療から死体を埋めるまで……
精神的にも過酷な役割だと言っていい。
「血塗れになって苦しんでる奴等見てると何も食べる気にならなくてな……。大丈夫だ、これでも何かしら腹には入れてる」
毅然に振る舞うオセにルドガーは溜め息をつく。
現在ルドガーの周りにはルドガーを含め六人の男達。
皆空腹と疲労で心身共に限界が来ている。
「いっそ投降しちまおうぜ……」
「そうだ……、このままじゃどのみち死ぬだけだ……」
「教会に居る怪我人も満足に治療出来てないんだろ?」
「そうだろうな……。かすり傷程度の奴だって面会謝絶とか……。弾に毒でも塗ってんのかよアイツラ……」
口々に弱音を吐く男達。確かにこのままでは無駄死にだった。
しかし怪我人ですら戦意を失ってないと聞かされれば、無傷の自分達が諦める訳にもいかない。
「投降しようとした奴は全員殺されたと聞いたが? 少なくとも俺はそんな死に方ごめんだぞ。それに……アイシャが戻ってくるまで待ってなきゃならねぇしな」
数日前に流れ弾が腕に当たり、現在治療中であるルドガーの恋人アイシャ。
すぐに戦線に復帰すると言った彼女を待たずに投降など出来るわけがない。
アイシャの瞳の決意が消えない限り……
ルドガーは最後まで戦い抜くと決めていた。
ーーーーーーーーーー
立て籠り現場の街、そこから数キロ離れた場所に設営されている駐屯地に到着するラグナート一行。
駐軍兵が銃を構えながら一行に近付いてくる。
「誰だ。何の用で来た」
「リヴィアータからの援軍だよ。指令書もある」
警戒する駐留軍の兵士にラグナートは答える。
兵士は指令書を取り上げるとすぐに銃を降ろした。
「これは……例の各国からの援軍ですね。大変失礼しました! 御協力感謝致します!」
「で、状況はどうなっている」
「膠着状態です。当初は二十名程の信者が確認出来ましたが……。最近はあまり姿を見せません。何処かに撤退したのか……。何か企んでいるのか……。どちらにせよ、互いに怪我人はいますが死傷者はいないかと」
ラグナートが現状を問い質すと疲れきったように話す兵士。
聞けば二ヵ月に渡りこの状況が続いているそうだ。
「よし、じゃちょっと行ってくるわ」
「は! ……え? は? ちょっとお待ちください! 堂々と街に入れば狙い撃ちにされますよ!」
駐屯地から動力車で真っ直ぐ進もうとするラグナート。
兵士は意味が分からないとばかりに驚いて後ろから忠告する。
「だ~いじょうぶだって。作戦があるんだ作戦が」
ラグナートは振り返りもせず手を上げると、止まりもせずに街に向かって動力車を走らせた。
特に何事もなく街に入ってから動力車から降り、廃墟と化した街中を歩いているラグナート達。
堂々と街中を歩いていたラグナートは不意に足を止めた。
「狙撃主か……狙われてるな。どう見るシトリー?」
「魔神らしき反応は思ったより少ないですわ……。この街全域で見ても三名……いえ、四名ですわね」
ラグナートはすぐ後ろを歩くシトリーに問い掛けた。
異質な気配などは感知出来ても、それが魔神かどうかまではラグナートには分からないのだ。
「なるほどな……。あ~、シリルもうちょい右、嬢ちゃんはもう少し後ろ……。そうそう、そこから動くなよ」
ラグナートの指示で立ち位置を調整するシリル達。
その様子をつぶさに観察している者がいた。
そこからおよそ一キロ離れた場所にある建物の屋上。
開けた場所に居座る男達だ。
「援軍か? それにしちゃ素人臭過ぎる……」
ライフルのスコープ越しにラグナート達の様子を窺うルドガー。
ここまで接近されるまで行動を起こさなかった訳は二つある。
まず一つはゆっくりと車を進ませ堂々と侵入してきた事。
あまりに無警戒だが街の中に埋めておいた地雷も作動しなかった。
運が良いのか、それとも無力化する手段があるのかの判断に迷っていたのだ。
もう一つはその構成メンバー。
大柄の男ラグナートを除けば、残りは軍人にも見えない女子供。
とても戦いに来たとは思えなかった事。
「話し合いに来たつもりか? だが残念ながら、もうこっちには国を信用する気力は残ってなくてね……」
ルドガーがスコープ越しに見る少年は大柄の男の影に……
女性は建物の後ろに移動して狙えない。
この場に似つかわしくない黒いドレスを着た、目を疑う程の美しい女性……
それよりは大柄の男を始末すれば状況を理解し、すぐにバカな考えを捨てて逃走するだろうとルドガーは考えた。
ルドガーはそのまま無骨な狙撃銃でラグナートに狙いを付ける。
「あばよ……」
短く呟いたルドガーの言葉と共に、銃声が辺りに木霊する。
だがスコープ越しに見るラグナートに全く変化はない。
「外した……のか?」
ルドガーは動揺した。当たったかどうかも問題なのだが……
銃声が響き渡り、少なくとも相手の周囲に弾丸が届いているのは間違いないのだ。
それなのに彼らは慌てる様子も見せない。
(あいつ……、いつから剣を抜いていた?)
ルドガーが狙いを定めた時には間違いなく鞘に納めていた。
それなのにいつの間にか抜刀しているラグナート。
そしてラグナートは、ルドガーの方を向いて笑みを溢す。
「バカな! クソ! 撤収だ! この場から離れる……ぞ?」
ルドガーはスコープから目を離しながら背後を振り向く。
その瞬間我が目を疑う、背筋が凍りつくような光景が広がっていた。
仲間達は皆倒れ、その中心には嘘のように美しい女が立つ。
ルドガーを見て微笑んでいるその者は、先程ラグナートの隣に居たシトリーである。
「おまえ……、どこから……」
「ここからですわよ?」
ルドガーの問いに答え、シトリーは指先を地面に向けた。
シトリーの足元には少し石畳がめくれ上った個所があるのみ。
「音もなく生えて来たとでも言いたいのか? ふざけやがって……」
ルドガーは後ずさり逃走の機を窺っていた。
何をしたのか理解は出来なかったが、自分の仲間が目の前の女にやられたのは疑いようがない。
おそらくは魔術師か何かだと考えたルドガーはシトリーから目を離さないように警戒し、背後の鉄柵に手を掛ける。
「早ぇよシトリー。置いてくなって」
ルドガーの背後から男の声が上がり、ルドガーがゆっくり振り向くとそこには鉄柵の上にしゃがみ込む男が居た。
先程ルドガーがスコープ越しに確認した男、ラグナートだ。
「な……、どう……やって……」
「んあ? 俺は普通に走って来たんだが?」
ルドガーの疑問にふざけたように答えるラグナート。
この距離をこの数十秒で、しかも四階相当の高さがある場所まで登って来たという事だ。
普通の人間にはとても信じられる訳がない。
「く……、そいつらは……殺したのか?」
「いえいえ、少し気持ち良くなっていただいてるだけですわ」
仲間の生死を確認するルドガーはシトリーの言葉を受け、倒れている仲間達を見回した。
確かによく見ると皆小刻みに痙攣している。
笑みを浮かべてよだれを垂らしている者までいた。
とりあえず生きてはいるようだと安心し、ルドガーはライフルを捨てて両手を上げた。
「降参だ。だがこちらにも言い分はある。すぐに殺すのは待って欲しい」
「やっぱなんか誤解があるよなぁ? まずはお前達が誰の指示で何を吹き込まれてるのかを明確にしねぇとな……」
ルドガーの対応に難色を示すラグナート。
精神的に追い詰められている人間を信用させるのは難しい。
自分達の置かれた状況を理解させるには余裕が無さ過ぎるのだ。
「ところでシトリー。一人狸寝入りしてるヤツが居るみたいだが?」
「ええ、この方は人間ではありませんわね」
ラグナートとシトリーの視線が倒れている一人の信者に向けられる。
その瞬間、その信者はその場から飛び退いた。
「くそ! こんなヤツが来るなんて聞いてないぞ!」
信者の一人。先刻ルドガーと語り合った男、オセ。
その姿はみるみる変容していった。
体毛が伸び出し、顔は豹のような獣人になる。
「オセ!? どういう事だ!」
ルドガーは突如人間離れした動きを取り、姿を変え苦言を吐くオセに動揺していた。
目まぐるしく変わる状況に付いて来れていないのだ。
「お前随分と血の匂いが濃いな……。リヴィアータ軍の方に死者は出てないらしいから……。仲間でも食ったのか?」
「は、まさか……ぐぁぁぁ!」
ラグナートの問い掛けに対し、オセはルドガーを横目で確認した後、鼻で笑い否定しようとした。
しかし突然石畳を裂き、現れた樹の根に四肢をグルグルと拘束され悲鳴を上げる。
「わたくし嘘が分かりますのよ? 発言には注意してくださいましね? 貴方が正直で居る内はわたくし、貴方を傷付けないと誓いますわ」
シトリーの脅迫にも似た言葉にオセは即座に戦意を喪失した。
本能で力が違い過ぎる事を瞬時に悟ったのだ。
「わ、分かった……。正直に言うよ……。俺は楽に人間食えるって言うから協力してただけなんだ……」
「オセ? おまえ……」
戦友のあまりの言葉に目を丸くするルドガー。
オセは人間を食うと言った。
そこで今までほとんど何も食べなかった事を思い出していたのだ。
「まずはここの信者達は何人だ?」
「この場に俺を含めて六名……。後は教会に三名だ……」
ラグナートの質問に渋々と答えるオセ。
だが逃走の機会を窺っているのは見て取れた。
「二ヵ月前は少なくとも二十人は居たらしいじゃねぇか。リヴィアータ軍の話じゃ致命傷を与えた相手は居ないと聞いたぞ? 他に行ったのか? それとも……」
「ま、待てよ! 死傷者は出てる! それでも教会には十人程が怪我の治療を行っているはずだ! 三人なはずあるか! 数日前に腕を撃たれたアイシャだって居るはずだ! あの程度で死ぬわけ……。なあオセ……、お前が連れて行ってくれたんだよな?」
ラグナートの言葉にルドガーが慌てたように食い付いてくる。
オセは目を泳がせて口を閉ざしていた。
すると先端の尖った樹の根が数本、オセの頭部に向い伸びていく。
「ぜ、全部食ったよ! かすり傷だったヤツも! だが俺だけじゃない! むしろ俺はほとんど死体や余り物だ! なあ、見逃し……」
必死に弁解の言葉を語るオセ。
そのオセの腹部を突如銃弾が貫いた。
「オセ……、テメェ……」
ルドガーがライフルを拾いオセを撃ったのだ。
至近距離とはいえ狙いも付けずに無造作に。
ルドガーの手は震え、瞳からは涙が流れ続けている。
「ぐ……、待てよ……。待ってくれ……。アイシャは……生きてる……」
オセの言葉にルドガーの動きが止まる。
ライフルを構えたままオセに問い質すルドガー。
「本当……か……?」
「あ、ああ、俺だって大事な戦友であるお前の恋人を殺したくはない」
オセの言葉を受け、ルドガーは構えたライフルを降ろす。
ほんの少し、ルドガーの表情から微かな希望が洩れ出した。
「嘘ですわね。アイシャさんと言う方はどうなさったんですの? 次の言葉に嘘が混じっていた場合……」
間髪入れずに冷たく良い放つシトリー。
オセは身体を震わせて言葉を振り絞った。
「ひ! く、食った! バレねえように……ここで……。治療してやるって言ってから……。口を押えて腹から食い破った……。う、美味かったよ…………」
観念し、恐怖で慌てるオセ。
その発言にルドガーの心は折れ、怒りもなくただ絶望した。
もはや自分がどこを見ているのかさえ分からないといった様子で。
瞬間放たれた一閃。
ラグナートが振り抜いた剣はオセの身体を頭から両断した。
オセはそれ以上、言葉を発する事なく息絶える。
「悪いなシトリー、俺は約束なんてしてねぇからな」
「いいえ、わたくし危うく嘘つきになってしまうところでしたの」
静かに怒りを湛えるラグナートとシトリー。
オセの拘束されて居た足元からは黒い触手が再度伸びかけていた。
あと一秒遅ければ、オセは串刺しになっていただろう。
ルドガーはオセの亡骸の前で、力なくその場に膝を付き両拳で地面を叩く。
「どうなってる……。俺達は差別や弾圧から人々を守るための聖戦を行っているのではなかったのか? どうして……こんな……」
「憔悴してるところ悪いがな……。同情はしねぇよ。俺がアレを斬ったのは魔神だからじゃない。単に何の覚悟もねぇのが気に入らなかったからだ。いつの時代もこんな事はいくらでもある。俺達の目的は教団に入り込んでるこいつのような魔神を始末する事だ。話を聞かせてもらうぞ」
絶望するルドガーにラグナートが詰め寄った。
ちょうどそこに階段を駆け上がり屋上に到着するシリルとイリス。
双方息を切らせて疲れきっている。
辺りを見回し、全て終っている事に気付いた二人。
「……これ……、俺達って……」
「うん……。やっぱり要らなかったのかも……」
グロータスの街を出発して以来、全く活躍していないシリルとイリス。
二人は半ば諦めたように呟き、ほんのりイジケ始めていた。
そんな二人を余所に、ルドガーから語られるゼラムル教団の情報。
身寄りのない者。謂れのない差別を受けた者。理不尽な弾圧から逃れて来た者。その者達が集り世界から争いを無くすための活動を行う組織、ゼラムル教団。
その思想に共鳴したルドガーのような傭兵くずれも集まって居たと言う。
爆破テロや人拐い、過激な活動が多々あるのはルドガーも承知していたが、それも今の世には必要なのだと思っていたようだ。
世界各国に居た同士達がこの数ヵ月で排除され、その残党が続々と旧ベルゼーブ領に逃げ込んで来た。
同士の多くは殺され、ここは最後の砦だと聞かされたらしい。
「食料はどうなってる? 旧ベルゼーブ領は千年前の戦争から開拓なんてされてないはずだ。ここは亜人と魔物達の楽園。人の街もないだろう?」
「なに? 俺達はグレイビア王国から来たんだが……。ここには大きな都市があると聞いたぞ? いつもは補給班から干し肉やらスープが配給されていたが……。最近ではウェパルという名の女性教祖かオセが持って来ていた……」
ラグナートの疑問にルドガーも訝しげな対応を返す。
ルドガーが聞かされていた話とは全く違うのだ。
「シトリー。まさか……」
「ええ、残念ながら……。彼からはオークやミノタウロスの匂いがしますわ……」
ラグナートの予想に頷いて説明するシトリー。
つまりここの人間達は亜人や魔物の肉を食わされていたという事だ。
言うなれば人間牧場。魔神達は餌である人間達を飼育していたようなものである。
おそらくはウェパルというのも魔神だろうと推察される。
亜人達は食われたと明確に言った。信者達が食ったのは余り物だろうが。
やっぱり人間の口にも入ってましたと、亜人達に説明する事に気が重くなるラグナート達。
黙ってればバレないと言うわけにはいかないだろう。
「さて……。教会って言ってたな……。ここにいる奴等はそれで最後か?」
「ああ……、そうだ……」
げんなりして言うラグナートに真っ青な顔で答えるルドガー。
この状況。そして自分達の食べていた物を考えると、もはやまともに会話も出来ない様子。
目覚めた四名の信者も同じ。嗚咽を洩らしている者までいる。
「この分だと人質は居ないかすでに……。シトリー、こいつらを駐留軍まで連れて行ってやってくれ。説明もついでに頼む。俺達は教会に行ってみる」
「了解しましたわ。駐留軍の皆様に警戒されないよう、一応拘束させてもらいますわね」
ラグナートの指示を受けてシトリーはルドガー達の手を瘴気で包む。
瘴気は変質し、ルドガー達の両手は樹の枝のような物で拘束された。
「俺達は……なんでこんな目に……」
「被害者面とか眠たくなるからやめてくれねぇかな? 言われるがまま人を撃つ。お前らだって同じだろうが」
死んだような目をして呟くルドガーを嗜めるラグナート。
数千年を生きるラグナートにとって、こんな光景は見飽きていたのだ。
「それは……、生きるために仕方なくだ! 俺だって本当は……」
「生きるために人を食うのと何が違う? よく肝に銘じとけ……。人は……誰でも悪魔になりうるって事をな」
ルドガーはラグナートの言う言葉を、薄々分かってはいた。
世を正す聖戦などという、甘い響きに酔わなければこんな目には合わなかったのだ。
どう転んでも人を傷付けるのが戦争……
ルドガーは自分達が被害者を気取った加害者であることを悟っていた。
「くだらない話はここまでにして……。そろそろ出発するぞ。残りの三名ってのはおそらく魔神だろうしな……」
「俺達どうせいらない子だし……」
「ラグナートさんとシトリーさんで全部片付けちゃうし……」
ラグナートが出発を促すものの……
シリルとイリスは屋上の鉄柵から足を投げ出し、本格的にイジケていた。
完全にやる気を失っていたのだ。
「い、いやいや……これでも頼りにしてるんだぜ?」
「そ、そうですわ! イリスちゃん達が居るからこそ、思いきって前に出れると言いましょうか……」
ラグナートとシトリーは落ち込んでいる二人にようやく気付き慌て始めた。
自分達が好き放題動いてシリル達を放置していた事を思い出したのだ。
子供をあやすように後ろから、身ぶり手振りで説得に掛かるラグナートとシトリー。
「ま、まあいじけていてもしょうがないか……」
「そ、そうね、私達が未熟なのが原因だし……」
まるで子供と親。更に気を使われる方が辛いと気付いたシリルとイリス。
気を取り直してラグナートと共に、この場所からも見える教会に向かう事になった。




