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異世界転移で妹ハーレムを!  作者: 舞凛
第1章異世界に来て
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第八話 いざゆかんゴブリン討伐へ2

ものすごく投稿が遅くなりました!申し訳ございません。久しぶりの投稿ですが見てくれるとありがたいです!見捨てないで下さい!

アイナはどんな方法を使ったのか知らないがあっさりと迷宮(ダンジョン)に不法侵入していた。先程衛兵の叫び声が聞こえたので詳しいことは聞かないことにする。衛兵さん、うちの妹がどうもすんません。


「まぁ何事も無かったんだし万事OKだよね?」


妹が悪びれた様子もなく、キャピッと笑う。


「いやいや、お前何事も無かったってな。人の命と言う尊い犠牲があったからこそお前がダンジョンに入れたんだぞ。衛兵に黙祷を捧げたんだろうな」


「何言ってんのお兄ちゃん。私人殺してないよ?」

「もういい、妹よ。嘘は言うな。これ以上言うと俺の方が悲しくなってくる」


くっ、と鼻筋を抑え俺は涙を堪える。

すると妹がはぁ~と長いため息をつく。


「あのね、一人で先走って妹を勝手に人殺しにしないでくれない?」


「えっ、殺してないの?すまんすまん」


ハハハッと俺が笑うとアイナがジト目で睨んでくる。


「なぁ、ところでアイナゴブリンってパーティ組んで人を襲うのか?」


「うんうん。ゴブリンは群れでは襲ってくるけどパーティ組むゴブリンなんでいないと思うよ?」


「じゃあ、あれはなんだ?」

俺が指を指した方向にはゴブリンが4匹陣形らしきものを組みながらこちらへじりじりと近づいてきていた。


「……………えっ?」


アイナが思わす素っ頓狂な声を漏らす。多分ゴブリンがパーティを組むなんて思ってもいなかったのだろう。


「えっと、倒しちゃってもいい感じ?」


アイナがうむとかぶりをふる。


「よーしお兄ちゃん。やっておしまい!」

「へいへい」


はぁ、妹にパシられる兄貴は可哀想だなぁ。可愛いから許しちゃうんだけど。


とりあえず、俺は魔法が使えないので全力でゴブリン達に接近する。それを妨害すべく一匹のゴブリンが魔法を放ってくるが魔法のスピード自体がおれからすれば大したことはなく紙一重で躱す。距離を一定詰めるとゴブリンの間合いに入ったようでゴブリン達は剣を振ってくる。


しかしそのゴブリンの挙動は隙だらけで容易に前衛の2体を刈り取ることが出来た。

ブシュウ!とゴブリンの首が飛ぶ。中々えげつない描写だ。チラリと後ろを向くと妹がこちらを向いている。こんなグロイもの見てはいけませんっ!


妹にアイコンタクトであっちを向いておけと伝えていると、それを隙と見たのか残りの前衛のゴブリンが攻撃を仕掛けてきた。


ガキィン!と剣と剣が交差する。このまま鍔迫り合いになるかとおもいきや俺の力が相手の力を大きく上回っており相手の剣ごとゴブリンを真っ二つにした。


よし、残り一体だけだ。あれ、どこいった?あの魔法使いゴブリンのゴブ美(アキラ命名)


「ぐっ!」


俺が前衛のゴブリンを倒している間に魔法使いゴブリンのゴブ美は岩陰に隠れて俺を狙撃してきた。まぁぎりぎり剣で防げたけどな。場所が割れたら勝ったも同然。しかも何やら相手の動きが先程より鈍い。


俺は相手が先程同様接近する俺に対して妨害を仕掛けてきたが。難なく躱す。そしてあっさりと魔法使いゴブリンの首は飛んだ。さらばゴブ美。


ふぅ、終わった。おっ?レベルが上がってるぞ。





名前 鈴木 晃

職業《暗殺者(アサシン)

Lv.10


HP56/56

MP95/95


物理攻273(+10500)

耐久力145

魔法攻112(+10500)

魔法抵129

敏捷性393(+1400)

幸運1200


スキル

《暗視》Lv.MAX《潜伏》Lv.MAX《不意打ち》Lv.MAX《二刀流》Lv.6

称号

《異世界人》

武器《黒薔薇の短剣》

スキル 1 魔法吸収 2未解放

効果 持ち主の物理攻撃、魔法攻撃をプラス3000する。レベルが1上がるごとにプラス500

《白薔薇の短剣》

スキル1 魔法放出 2未解放

効果 持ち主の物理攻撃、魔法攻撃をプラス3000する。レベルが1上がるごとにプラス500



おお!魔法吸収とかテンプレチートっぽい!こういうの憧れだったんだよなぁ。


俺が新たに解放されたスキルに酔いしれていると妹から真剣味を帯びた声が掛けられた。


「ねぇお兄ちゃん……。このダンジョンの名前って知ってる?私、急いで入ったから見なかったんだけど」


「ああ、それならミナロエルド大迷宮だった筈だぞ?ん、どした?」


妹がわなわなと震えていた。と思ったらいきなり怒鳴りだした。忙しいやつだ。可愛やつだ。


「お兄ちゃんのばかぁ!この迷宮、この世界で2番目に大きい迷宮都市の最難関迷宮だよ!道理でゴブリンなんかがパーティなんて組んでるんだ。しかもこのゴブリン全部最上級ゴブリンだよ。よく死ななかったね?」


えっ?あれで最上級なの?まぁゴブリンだしなー。しょうがないないか。


「お兄ちゃんその顔ゴブリンだからこの程度って納得したでしょ?パーティ組んでる最上級ゴブリンをソロデビュー倒すとか異常以外のなにものでもないんだよ。」


おお、妹が心をついに通わせてくれた。嬉しいぞ。異常者扱いは頂けんがな。


「私こんな危険なとこ長居したくないから帰る!」


「お兄ちゃんはアイナについていく!」


こうして何事もなく?俺たちはゴブリン討伐を終えたのだった。




…………あっ!ゴブリン五匹討伐なのに4匹しか討伐してない!



このあと俺が妹に無理言ってゴブリンパーティを1組仕留めたのはまた別の話。


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