第1話
遅れました。すいません。
彼は草原を『視界飛翔』で確認しながら、進んでいた。すると、十匹の巨大な芋虫を見つけ、『個体把握』にも赤い点が出た。
(お、最初の魔物か、草原だから簡単に見つけられることが出来た。だけど、なんで動物が見当たらないんだろう。それはおいといて、まずは魔物を倒すことを考えよう。)
まず目の前の魔物のステータス見るため、一心不乱に草を食べている一番巨大な芋虫に、『個体把握』を使うと。
《ビッグキャテピラー》
Lv10
HP???/???
《スキル》
『???』『???』
(俺より、レベルが高いな。だけど、巨大だからって、芋虫だから大丈夫だろう。)
そう思いながら『弾生成』で、榴弾を10発生成し、1発装填した。どうやって装填されるのか、解らないが。それは気にする様子もなく、一匹の芋虫に狙いを定めると、発砲する。ドンとゆう発砲音ともに、狙ってた芋虫が緑色の液体を飛び散らせた。すると、周りの芋虫が鳴き声を一斉にして、こちらに突進してきた。
(うお、各個撃破しようと思ったのに、一斉に突進してきた。近づかれたらやばいから、後退しないと。)
甘い考えで、この状態になったことに後悔しながら、全速力で後退する。しかし、芋虫達がかたまると、輝きだし、速度が急激に上がった。
(嘘だろ、何で急に速くなるんだ。)
そう思った瞬間、痛みと浮遊感を感じ、空高く舞いやがった。
(え、なんで。)
ただ大きいだけな芋虫が、突進しただけでこんに高く飛んでいることに、驚きが先に来ていた。なんとかひっくり返ることなく、普通の体勢で地面に、着地することができた。しかし、履帯が切れてしまい、動くことが出来なくなった。
(くそ、こんなところで死んでたまるか。足掻いて生き残ってやる。)
慌てることなく、冷静に、照準を芋虫達に向ける。
パン1匹目 パン2匹目 パン3匹目 パン4匹目 パン5匹目
芋虫達は数が減るごとに、最初の速度より遅くなっていく。
パン6匹目 パン7匹目 パン8匹目 パン9匹目
ついにすべて倒すと、急激に眠気がきて、寝てしまった。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
レベルアップしました。
Lv1 Lv10
HP50/500 → HP1000/1000
MP10/10 MP50/50
スキル追加されました
『集団防衛』
同個体の数によって防衛力が上昇。
『トランスフォーム』
兵器族の他の個体に変形できる。変形できるのは『指揮車』『補給車』『輸送車』『工作車』
御意見、御感想、お願いします。