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11月28日

太陽暦304年 11月28日


オーヴァルガン新聞   1面


イリューマVSローリア

双方多大な被害を受け、イリューマ(デューマ国王)とローリア(アンネリー閣下)は無期限の停戦をすることに合意


イリューマのガイラ王子の結婚式で、その時のローリアの将軍が結婚相手である貿易商の娘・ティーナ令嬢に対し「娼婦」と投げかけた。将軍は帰路、何者かに暗殺され、ローリアはそれをイリューマのしたこととして、今回の戦争にまで膨れ上がった。

実際のところ、一体誰が何の目的でローリアの将軍を暗殺したのかは、現在も不明のままである。

当初、魔法大国として知られているイリューマの勝利が確実であると思われていたが、なんとローリアはほぼ全ての国民が途中から戦争に参加。イリューマは「一般市民に戦わせるとは」と、嫌悪を隠さなかった。その頃からそれまで順調に勝ってきたイリューマは思わぬ苦戦を強いられた。しかし、軍事力にばかり頼っていたローリアはイリューマの戦略によって押されていき、この停戦を最初に求めたのはローリアであった。

この戦争はあくまでこの二国の間で起こった事であり、近隣諸国への影響は極めて少ない。一部の評論家は、「この影響の少なさはイリューマの処置によるものではないか」と話している。


イリューマ

死者  184名

負傷者 3055名


ローリア

死者  不明

負傷者 不明







世界七賢者の一人現る?!


先週、ウワダ共和国の一番貧しいとされる村に一人の老人が現れた。その村では疫病が流行っており、村人全滅の恐れもあると言われていたが、突如としてその老人が現れ、村人全員をわずか一日で回復させた。夜が明け、村人が起きだした頃にはすでに老人の姿は無く、村人は皆口々に「賢者様に救われた」と、言っている。


ウワダ共和国…人口100万人、ガッティライ大統領3年前にアガラシから独立。経済は不安定だが元々一つの部族だったので、これからの発展に先進諸国は期待している。


世界七賢者……その存在は全てにおいて不明。しかし、数百ある国のほとんどの神話、童話などに彼らは存在している。



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