素晴らしき世界の終わり
あぁ、小学生が病気で死んでしまう そんなドラマでも泣かなくなった
あぁ、孤独な夜に綺麗に輝く星空も 今はもう嘲笑う様に見えてしまう
生き物が背負う生命とは
美しいモノだったはずなのに
なぁ、なんで苦しむ事に必死なんだ……。
あぁ、犯罪者達が暮らす暗い監獄 膝を抱えて暮らす彼も一緒だろ……。
あぁ、存在意義さえも答えられない なんて愚かな存在する者だろ……。
世界が願う平和には
彼女は含まれるのだろうか?
なぁ、平等という嘘を敷いてまで……。
人類は本当に平和を願うのだろうか
人類は本当に世界を想うのだろうか
あぁ、目の前で飛び降りた少女 救いようの無い姿に救われた
あぁ、感情の偽りに下敷きとなる なんて生きにくい世界なんだ……。
世界が背負う生命とは
悪意の塊ではないのだと
なぁ、証明出来る言葉が欲しい……。
それすら出来ない生命の意味が欲しい……。
素晴らしき世界の中
生命が全滅する事 それが世界の終わりじゃない
素晴らしき世界の中
生命は平等なる者 それが世界の終わりじゃない
素晴らしき世界の中
生命が背負う孤独 それが世界の終わりじゃない
素晴らしき世界の中
生命達の存在意義 それが世界の終わりなのだろ……?
存在する意味とは、全世代の生命に問う
『世界平和の意味は何?』
これは素晴らしき世界からの警告だ