週末は雨
掲載日:2022/05/14
週末は雨になるから、
大きめの傘を持って、
タオルを鞄に入れて、
水が染みてこない
スニーカーを履いて、
家を出てきた。
どんな雨なんだろう。
雲の合間の光と影が、
これからの雨の季節を
呼んでいるようで、
できれば美しい季節を
お願いする。
家にいるときには、
中庭で茂るアナベルを
想うのは変わりなく、
こうして町をゆくとき、
何を美しく感じて
ゆけるのだろう。
戦争のことを想うと、
病気のことを想うと、
人々は連れ去られ、
こうして国を憂う度に、
苦難を退けるほどの
美しさはないものかと。
力持ちやお金持ちが、
勘違いを直せないまま、
数え切れない運命が
書き換えられる世界で、
歴史を切り替えるほどの、
感動を降らせてくれ。
思うだけでは変わらず、
願うだけでも変わらず、
変わらなくてもまた祈る。
雨の季節が訪れるなら、
例えば空が割れて、
泣き顔が見えたらと。
それくらいの美しさは、
この宇宙には必ずある。
心と宇宙は繋がっている。
雨の季節が迷わぬよう、
勘違いを直せるよう、
こんな詩を置いておく
そのままでいい。
そのままの自分でいい。
周りに合わせるより、
周りを気にするより、
毎日を思うように
生きる間は生きておく。




