4話 おばさん
眠い、少し短いですごめんなさい
日が沈んでみんなが眠りにつく頃
(今日は色々なことを知れたな)
リアムとクシェルは日が暮れかけるまで互いに質問責めをしていた、いつから敵を助けているのか、魔法はどこで覚えたのか、このノリをずっと続けていたからさすがに2人も疲れてしまいクシェルは隣の部屋で寝てしまった
(でもこれからどうしよう)
リアムは東側にクシェルを助けているところを見られてしまったためもう向こうには戻れない
「ハァ…」
今日1番大きなため息が出る
「このままじゃ助けるのも難しくなるなぁ」
僕は人を助けるために戦争に加わったんだ
東側にいた頃は馬車で戦地まで輸送してくれたけど1人になっただけで助けに行く手段がこんなにも減るなんてなぁ…
「とりあえず寝るか」
考えても仕方がないこれから自分なりに人々を助ける方法を探そう
彼はゆっくりと瞼を閉じた
翌日
「う〜ん…」
まだ…眠い…
「ほら起きなさい」
「ん〜」
クシェルの…声が聞こえる…
「ほら速く起きろ!」
クシェルはリアムの毛布を思いっきりひっぺがした
「ほら速くしないと大家さんに怒られるでしょ」
「大家…さん?」
リアムは聞きなれない単語に首を傾げる
リアムは昨日のクシェルとの会話を思い出す
リ(そうだ…僕はエルフの人達にこの村に運ばれて…この村の人の家に泊まらせて貰ってるんだった…)
昨日は西側のことで頭がいっぱいで泊まらせて貰ってることを思い出すまで少し時間がかかった。
リアムは目を擦り体を伸ばす
「そういえばここの大家さんに会ったことないな…」
リアムは未だに寝ぼけている頭を少しずつ動かしていく
「昨日私達が喋りすぎて様子を見に来れなかったみたいなんだ」
クシェルは少し頬を赤らめて恥ずかしそうに言った
「そ、そうなんだ」
そんな風に言われてしまうと自分も恥ずかしくなってくる。そういえばいつの間にかクシェルとは普通にしゃべっている。いつ敬語が取れたのだろうか。
クシェルはコホンとわざとらしい咳払いをした
「とりあえず下に降りましょうか」
クシェルが部屋の扉を開けその後に続いて部屋を出る
クシェルのあとをついて行き木で作られた階段を降りる
そこには…
「あら〜元気になったの〜?良かったわ〜♡」
そこには…個性の強いおばさんがいた
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