エピローグ
「マネーキング」という小説を書いているので1週間に1度ぐらいの投稿になると思います。
俺の名前は酒井海斗。
高校1年、つまり昨日入学したピチピチな16歳だ。
俺が何者なのか気になっている奴がたくさんいると思うから説明すると俺はエージェントだ。
中学1年で出会った平野明美を俺のものにするため毎日ミッションをしている。
外見についてだが、俺はそこそこイケメンだと思う。
今まで何回か告白されたこともあるし、実際小学校に入ってからも付き合っていたことがある。
でも中学校からは付き合ったことはない。
なぜなら明美ちゃんがいるからだ。
初めて中学校で見た時、この子は俺が絶対に守ってやらないといけないと感じた。
そして絶対に俺のものにしてみせると決意した。
しかし、決意したのはいいが今まで女子に話しかけるとか、休みの日に他の友人も誘って遊びに行くとかできたのに明美ちゃんに限ってそれができない。
しかも向こうから話しかけてきたとしてもだ。
そんな俺だからある時毎日明美ちゃんに少しずつ近づけるように自分にミッションを出すことにした。
それが昨日の夜考えたことだ。
ちなみに明美ちゃんとは家は反対方向で一緒に帰ると言った真似ができない。
だから、必ずミッションは明美ちゃんが学校に出るまでに解決する必要があると思う。
そんなことを話していると学校についてしまった。
ちなみに俺の学校は私立でそこそこレベルが高い。
だから今目の前に見える校舎も綺麗で正門もなかなか立派だ。
しかし、運動場はなかなか広くて校舎も大きいくせに他に土地が余ってないからプールがないという変な学校だ。
1学年5百人とかなりのマンモス校で有名だ。
しかも制服が男はなかなかかっこよくて女子の制服は可愛い。
だからかなりこの辺の地域の高校の中で人気だ。
俺がこの学校に決めたのはただ近かっただけなのだが。
それなりに俺の実家はお金持ちなので私立のこの高校に通えることができている。
俺の家は四人家族で2年上に姉がいる二人姉弟だ。
姉とはそれなりに仲がいいのだが、とびきり頭が良かったのでよく両親に自分と比べられるのは少し不満だ。
俺は俺、姉は姉なのに。
しかもあろうことか姉はかなり顔も可愛い。
姉弟である俺がまたも可愛いと判断できるほどだ。
よく親戚に会うと
「お姉ちゃん凄いねー。」
と姉ばかり褒め、俺は完全に無視だ。
そこそこイケメンだってのに。
まあそんなことは置いといて。
エージェントである俺は毎日ミッションをこなして必ず目的を達成してやるんだよ。