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始まりにして最強のチートプレイヤー  作者: 石川 萩秋
チート最強
8/30

新しい○○

 内装は流石、王宮って感じで、装飾がきれいでとても広い。

「ん?レーダーに反応?」

見てみるとこの先の扉奥に、多くの人がいる。俺はそこに向かおうとした時だった。

肩に誰かの手が触れた。後ろには、俺より低く155cmぐらいの身長で、豊胸美乳のスタイルのいい女性が立っていた。見た目はお洒落なスカートとリブTといった普通の服だ。時が止まってほしい。美しすぎる。可愛くて一目……。

*やっぱ、俺。シスコンだよなぁ。

「君、何しているのだい」

「え……ぇと。名前言えば何とかなるか? ぉ俺は……。 一ノ瀬 快斗だ。あなたは?」

「っは!一之瀬さまがこんなところにいるはず……」

「っじゃ。端末でも見るか? これを見てください」

「本人ですか。これは失礼しました。そういえば私はまだ名乗ってなかったですね。この国の王宮で、護衛・騎士を務めている、エリシアと申します。年齢は17ですよ。同じ年なのでため口で話してくれるとうれしいです。それと……」

護衛だから普段の仕事以外はラフなかっこも出来るのか!

「どうしました?」

「あの~~ぉ。さっきから私の胸にすごい視線が突き刺さっているような気がするのですけど………」

俺の支線の対応に戸惑ってる様子のエリシア。

我に返るといくら同じ年だからって、一発目からガン見する俺は最悪だな。年頃の男なら普通だと思うけどなぁ。

「私の事は、呼び捨てにしてください。快斗、あなたは何でここに居るのですか。もちろん、居るのが悪いっていう意味じゃなくてですよ」

「っじゃ、遠慮なく。エ、エリシア。俺がここにいるのは部屋から飛び出して、気が付いたら、医務室に行っていた。そのあと、自分のスキルを初めて見たんだ。ソシタラ良く分からないのがあって、試せそうな場所がないか誰かに聞こうとしたら……」

「そういう事だったのか。じゃ、模擬場を案内してあげるよ。それより相棒プリンスはどうしたんだい?」

「あいつはちょっと部屋で嫉妬しているよ」

「君はあの子に何したんだい。私ならともかく、手を出しすぎるなよ。わいせつ罪で、つ・か・ま・る・よ‼」

余計なお世話だよ。それよりこいつ「私を好きに使ってください」的なこと言ってなかったか? これ、王宮の騎士失格だろ……。ついでに、エリシアに「端末見せて!」って言ったらあっさり見せてくれた。

 通常、端末を見せることは多くない。俺の場合……って、参考にならないか。


レベル情報

   エリシア・クーパ (17) 高学生 

  レベル  76   所持金 5791000   資産 567991000

  職業   王宮騎士   

ステータス 

     体力 100

     筋力 90

     魔力 130

     知力 100

     耐力 120

     敏捷 700

スキル(魔法)   一部所持


王宮騎士というだけあって、金は凄い。だが、ステータスが低い。でもこれは、王宮の最強者なのだ。本人曰くこれが「上の中」位だという。未だに「上の上」は現れないと。

 王宮というだけあって、メイドさんをよく見かけるし移動するのに疲れる。しばらく開いたところに魔法がかけられている。そのとびらを隣にいる人に声をかけてもらって開けている。その先には

「……おおぅ!」

思わず声をあげてしまうほどのの光景が広がっていた。広さは東京ドーム一個分ぐらいだろうか。そこに、木々と一緒にいるのは、猛獣だ。俺がこいつらと戦うのかと思っていたがそんな心配もすることもなく、鐘の音を合図に猛獣は下がっていった。

「っさ。着いたぞ。さっきの猛獣はこの城が万が一の時の、時間稼ぎのものだ」

俺はそれを聞いて安心する。普通あれを見たら、国王に内緒で飼育しているのかと思ってしまう。

「エリシア。ちなみにここの強度はどれぐらいだ」

「えーっと。強度は、最強の強度を誇る鉄鉱石に魔力を注ぎ、内外両方に防御魔法と結界を展開。それと、万が一に備え、中級レベルのクリエターが数人待機してる」

「それだけやってあれば間違いなく壊れないか。どちらにしろここは凄いな」

それはそうか。一応、国の最終兵器が保管されているのだから。

俺は、早速あれを試してみるとする。

「『イン パーフェクト』」

俺の手の上に、赤く光る小さい球場のものが出現した。だが、俺が自分を包み込むのを想像すると、俺を包み込んだ。

「っつ……。これってもしかして」

「えぇ――――。快君それって、シールド系の魔法だよ」

「それってすごいのか?」

「うん! っほら」

そういって、エリシアはさっきを十分に放ちながら〈ヴォルター〉破壊魔法をぶち込んできた。流石に当たれば死ぬって……。そいゆえば俺は〈不死身〉〈自動回復〉だった。だけど、いや。だからこそ実験がてらに発動する。

*一度、死んでみたいよな、俺。もしかして心臓だけでも動いたりして……。

「『イン パーフェクト』ッッッ」

流石。王宮の護衛だ。破壊魔法なのに威力が凄まじすぎる。だがそれより……。その、エリシアの撃った魔法がシールドにそのままはねかえされたのだ‼ エリシアはすぐさま〈防御魔法〉を前面展開して防いだ。

そしてその光はゆっくりと消えていった。

俺はエリシアのもとに行こうとした。何故なら心配だからだ。けどそれより先にエリシアが一瞬抱き付いて、体を揺さぶってくる。


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