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第十二話「二人のこれから」

「二人のこれから」



「・・・・・・ゴールド。・・・これはどういうことか説明してくれるか??やっと帰ってきたと思ったら見知らぬ少女を誘拐してくるなんて・・・。」

少女を見るなりロッドはゴールドに聞いた。

コイツが女好きなのは前から知っていたことだがまさか犯罪まで犯すほどだとは思わなかった。

するとゴールドはすぐさま反論した。

「ち、違うよ!!この子は僕が誘拐したんじゃなくてナイトが誘拐したんだよ!!」

あくまで誘拐したことは否定しないのか。

「なんだって!?ナイトが!?そうか、ナイトはこういう女の子が好みなんだな。」

ロッドはそういってうなづくと続けた。

「・・・で、なんで誘拐してきた??」

「なんか、コイツが言うには、」

と、ゴールドはナイトを指差し、

「マフィアかなんかに襲われてたんだって。喋れないらしいし。あ、おまけに身寄りまでないと来た。」

「そうか。それならしょうがないな。」

「そゆこと〜☆そうじゃなきゃ僕が誘拐なんてしてくるはずないじゃん!!」

ゴールドがそう自信満々にしゅちょうすると、ロッドはどうだかな、というように首をかしげた。

その後ロッドはナイトに聞いた。

「それでその子の住む部屋だが、今空き部屋がない状態なんだよな・・・。そこで、だ。ナイト、お前の部屋においてやるってのはどうだ??お前が連れてきたわけだし、文句ないだろ??彼女も、どうだ??」

少女は元気よくうなづいた。

「・・・御意。」

ナイトも冷たいが、はっきりと返事を返した。

「え〜、そんなこと言っちゃって、ナイト君。もしかして犯しちゃおうとか考えてるんじゃ・・・」

「そうと決まればさっそく部屋に行くか。ナイト、案内してやれ。」

ロッドはゴールドに最後まで言葉を言わせずに続けた。

「・・・承知。」

「・・・無視しないでよ〜。」

「ゴールド、黙れ。」

「うい。」

ロッドはあまりにも黙らないゴールドを黙らせ、少女のほうに向き直った。

「じゃあ後はナイトについてけばいいから。」

少女は静かにうなづいた。

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