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日々の改め  作者: 読門太一
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1日目 2人の会議

日々の隙間時間にぜひ!

 自分には何かが足りない。中学1年の俺こと泉谷四郎いずたにしろう。まだ13年しか生きていないのかと4月の生誕祭と同時に悟った俺なのだが……。学校に通い始めてから、いつも普通にそれなりに成績も出している。でも何かが足りない……。

 

「そう思ったことはないか? 同志よ!」


「いきなりなんだよ!? あと、そう思わない俺はお前の同志ではない!」


「ひどいな!」


 俺は今日も名桐准なぎりじゅんとともに相談……? いや、会議を開いていた。今日はいつもの会議とは一味違うのである。俺の今後にかかわる一大会議なのである。 

 そう、冒頭でも言ったように俺には何かが足りない。普通に日常を堪能しているせいか、特別性というものが一切ないのである……。

 そのための相談……いや、会議なのだ。


「なあ四郎」

「ん?」

「変わりたいのか?」

「そうだが……」

「今のままで充分だろ」


 どっちなのだろうか? 准なりの褒めなのか? それとも准が完璧過ぎて俺をおちょくっているのか? 分からん……。


「あ、前言撤回。充分じゃなくて『このままじゃ落ちこぼれだろ』だったわ。あっははは。すまんな、つい口が滑っちまったぜ」


オチョクッテイタ…………。


これをきっかけに日々足りないものを身に着けようと泉谷四郎と名桐准の改めが始まった。





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