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眠る

作者: セシリア

今まで、眠ることが私の唯一のゆらぎの場所だった。

たまには怖い夢を見ても、次眠ればまた、夢を見ないか、もっといい夢を見られるかだったから。


でも最近になって、私は怖い夢ばかり見るようになった。

最初は楽しいと思った夢でも、最終的には恐ろしい夢となってしまったり、きわめつけは昨日の夢だ。

人を殺す夢なんて、もう自分が怖い。

私はもう誰も傷つけたくないだけなのに。


人をこれ以上ないほど傷つける、それだけの夢を見るなんて、それがどんなに恐ろしいことか、もう今は考えたくもない。


今日眠るのが怖い。

今までは眠ることが一番の平安な時間だったのに、今ではその時間さえも怖い。


どうやったら気持ち良く、夢を見ることを恐れずに眠ることができるのか、分からない。

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