私をコロシテ
初めての投稿です。
続きが気になる人がいるとうれしいです!
「殺しなさい」
女性の声がする。
私に命令する声が...
ただ私はその声の言うとおりに人を殺す。
ザシュッ
綺麗な真っ赤な血が床に広がっていく。
口をぱくぱくしている様子はまるで、餌を欲しがる鯉のようだ。
声を出そうとしているのか、だが声を出すことは叶わない。
私はその様子を意思のない目で見つめる.......
「よくやったわ!えらいえらい」
女性はそう言いながら私を抱きしめ頭を優しく撫でてくれる。
私はその手が好きだった。
むせ返るほどの血の匂い。
絵具のような鮮やかなな血。
人を刺すときの感触。
どれも私の好きなもの.........
「あのとき、あなたを拾っておいて良かったわ。
ワタクシの手を汚さなくてもいいもの。」
人を殺したあとは必ずこう私を褒めてくれる。
「アリス様の手がよごれなくてよかったです。」
このとき私は確かに幸せだった。
その幸せを奪うあいつが現れるまでわ.........
最期まで読んでいただきありがとうございます!