第一話 軍曹さん
あらすじでも書きましたが、この作品は別の投稿サイトでも投稿された。二重投稿作品です。
私の名前は 闇雲 守18歳 性別は女性
軍曹さんという友達がいる。
軍曹さんは見た目は怖いが優しくて、強く、あらゆるものから守ってくれる人…いや人ではないか、幽霊なのかな?詳しくはわからない。
軍曹さんは、私にしか見えない人で、大事な友達がくれた特別な人。軍曹さんとの出会いは私が10歳の時だった。
私は生まれたときから体が弱く、ちょっとしたことでよく体を壊しては病院に入院し、ベットで横になる日々を過ごしていた。
当然の様に幼稚園には通えず、小学校も入学式すら行けなくて生まれてから友達と言える人は一人もいなかった。
だが、ある日の事だ。私は大きな大学病院に移転することになり、そこで私は彼に出会った。年と名前が同じで、軍曹さんをくれた元気な男の子。
鈴正 護くんに…
彼との出会いは、今でも鮮明に覚えている。私が母の手を取りながら、初めての病室の相部屋に緊張しながら入ると、大きな声で「こんにちは!」と男の子が笑顔で言ってきた。
私と母は、いきなりの男の子の声に驚いたが、母はすぐに我に返り「こんにちは」と微笑んで返した。
笑顔で返した母は、私に顔を向け、あなたも挨拶しなさいと催促してきた。が、何年ぶりかの家族以外の人間に話しかけるので、緊張からか口が開かなかった。
簡単な挨拶が出来ない私は、どうしたらいいかわからずに顔を歪めて泣きそうな顔になると、私の近くに鈴正くんが歩み寄ってきた。
私の顔を見つめた鈴正くんはにこやかに笑い「一緒に遊ぼう」と言った。私の手を握った鈴正くんは自分のベットに向かった。
彼の温かく柔らかい手の感触に私はドキドキと胸が高鳴った。
顔を赤くした私が鈴正くんのベットに着くと、そこには夢の国が広がっていた。
可愛らしい動物や戦隊者の人形が交じり合い、独特な空間を作り上げていた。その光景を見た私は自然に笑みを浮かべた。
私は鈴正くんのベットに置かれたウサギの人形に目を奪われた。それに気づいた鈴正くんは、ウサギの人形を手に取り、私に手渡した。
「あげる」
そう短く言った鈴正くんに「いいの?」と戸惑いの顔を向けながら返した。
「うん、いいよ」
優しく大人びた声で言い、鈴正くんは続けて言った。
「僕と友達になってくれたらね」
私は急に鈴正くんの顔が恥かしくて見れなくなった。顔をあっちこっちに向ける私を見た鈴正くんは「なってくれるかな?」と再度、笑いながら私に言い返した。
口では言い返せなかった私は、鈴正くんから手渡されたウサギの人形を口元に抱き寄せ、小さく照れながら頷いた。
鈴正くんは満面な笑みで笑い私の手を取ると、ベットの上の人形の国に招き入れてくれた。
私と鈴正くんはすぐに打ち解けあい。一緒にいる1秒1秒が嬉しく、楽しく、幸せな時間であった。
汚い文章で読みづらくは、なかったですか?
何か誤字や読みにくい所がありましたら、じゃんじゃん書いていってください。
頭は悪いですが、徐々に努力して、直していきますので感想とご指摘待っています。
あと、初めて「小説家になろう」に投稿したので、何か間違いを犯していたら教えてください。