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放課後、裏庭で

作者: しゅーまい
掲載日:2025/12/10

 放課後に裏庭で恋をした。


 授業が終わってやってくるのは部活。女子バレーボール部は、性格が悪い人の集まりだって噂されてることを、近所の先輩から聞いていた。でも、小さい頃からクラブチームでバレーをやってきた私には、選択肢などなかった。入学当初の私は、きっとそんなの噂だけ、入ってみたらきっとそうでもないもんでしょ。そんな軽々しく思って、部活動見学もせずに入部届を出した。流石にきつかった。週6で部活があるのは普通だと思う。水曜日はオフで、土日は午前だけ。でも、辛かったのはそこじゃなかった。木曜日は放課後一旦家に帰って、8時ごろまた学校に集合して、地域のクラブチームの人達と一緒に練習する。何が辛かったのか。彼女たちは高校生。私たち中学生とは、身長も体力も筋肉量も練習量も......。何もかも全てが、彼女たちの方が上だった。にも関わらず、コーチはクラブチームの人たちの方に合わせて練習をさせた。途中で辞めようか迷うくらいだったけど、新人戦では見事県大会出場権を獲得できた。県大会では初戦敗退だったけれど。

 でも、辛いのは放課後だけ。毎日私が一番楽しみにしていたのは、友達と無駄話すること。私には、二人友達がいて、一人は同じバレー部。たまたま話が合う子で仲良くなったから、同じ部活に入ろうなんて言って誘ったけれど、今では本当に申し訳なく思っている。あんな辛い部活に誘っちゃって。もう一人は、男の子。普通、男の子はうるさくてちょっと頭狂ってておかしい人ばかりだけど、違った。頭が良くて、優しくて、静かな子だと思っていたけど話してみると楽しい子で。今まで会った男の子の中で、私は一番仲良くしていた。今まで会ったって言うのは、クラスメイトとか、私に告ってきたアホどもとか。私は自分で言うのもなんだけど、顔が可愛かった。でも、告ってきた人たちは、一人ずつ振っていった。私には、もっといい人が現れる。そう信じていたから。

 そんな願いもすぐに実現してしまった。私たちは、水曜日と木曜日の学校が終わった後、裏庭のベンチで最終下校時刻まで話していた。誰となく始めて、今ではもう習慣化している。そんなある日、私たちは恋バナで盛り上がっていた。

「好きな人のいいところは、10個簡単に言えるらしいよ。」

ななはそういって話題を掲示した。ななは、会話を進行するのが本当にうまかった。頭の回転も早いから、すぐジョークも出てくる。それでたまに困ることもあるけど。

「そんなの好きな人じゃなくても言えるよー。」

私はそんなことを言った。ななはすかさずこんな質問を入れてきた。

「えー、そんなことあるー? 蓮は明のいいところは10個も言える?」

「......」

「ほらー、一個も出てこないよぉー。やっぱ本当に愛し合ってる人だけなんだよ!」

まぁ確かに好きじゃない人のことなんてじっとみないしね。

「優しいところ。面倒見がいいところ。どんな時でも明るいところ。」

私もななも一瞬にして沈黙した。蓮がこんなことを言うとは、どちらも想像してなかった。

「あとは、可愛いところ。」

蓮は何を思っていっているんだろうか。私には想像もできない。でも、確かに鼓動が高鳴っていくのを感じていた。

「僕、あかりのこと、好きだからーー。」

決して目を合わせてくれなかったけど、その顔はすごく赤くなっていた。きっと私も同じなんだろう。

 最終下校のチャイムがなって、私たちは何も話さずに駐輪場に向かった。校門をでてバイバイを言う前に、私は押さえていた言葉が勝手に飛び出していた。

「私も......、好きだからっ!」

蓮はあまり表情を変えないけれど、確かにその顔は嬉しそうだった。

 帰り道、私はななと告白の話しかしていなかった。

「頑張ろう......」

たとえ今、やってけないくらいきつかったとしても、私は頑張らなくちゃいけないんだ。自分のためにも、私を愛してくれる人のためにもーー。

2個目を書いてみました。

まだまだわからないことばかりですが、頑張ります。

アドバイスなどもらえると嬉しいです。

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