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これまでのあらすじ

　ある日、家庭でも高校でも居場所を無くした俺は、日常から逃げ出し、偶然立ち寄った祠(ほこら)で見知らぬ神様に生まれ変わりを願った。果たして願いは聞き入れられ、俺は別の世界へ。しかし俺が転生したのはたった今勇者によって倒されたばかりの魔王の四天王の１人、魔神エボニアムだったのだ。

　"不滅"の能力で復活し、どうにか自分の所領(しょりょう)の砦(とりで)に逃げ帰った俺は、エボニアム将軍として過ごし始める。そこでは何と、食糧として"人間"が備蓄(びちく)されていた。俺はその人間を逃がそうと画策(かくさく)するが、副官で有るグレムリーと対立。後ちょっとのところでその人間を殺されてキレた俺は、グレムリーを撲殺(ぼくさつ)してしまう。

　その後、なし崩しに国内の新体制を構築(こうちく)したところで、俺は砦から忽然(こつぜん)と姿を消したのだった……。