星降る夜に君と。
前回までのあらすじ:
星架団の協力の末、遂に時の歯車に到着するリア。
しかし歯車の前には既に元星架団団長、ラプカが立っていた。
「ご苦労様。」
ラプカはそう告げると、リアから進化の鍵を取り上げた。
ラプカはリアの制止も耳にすることなく、非情に進化の鍵を回す。
その時、リアは歯車を目掛けて走り出した。
・・・これは、夢か。
リアは砂漠の真ん中で眼を覚ます。
サラサラと音を立てる砂は、同時に辺りの静寂を強くした。
リアは身体を起こそうとするも、一切脚が動く気配がない。
彼女は自分の脚をみた。
「うわああああああああ!!!」
リアは驚きと困惑の声を上げた。
脚が一本たりとも存在していなかったのだ。
・・・やはり夢ではなかった。
リアが脚を挟み、食い止めようとしていたあの巨大な歯車は、その華奢な脚などまるで枝のようにへし折ったのだ。
あの歯車・・・時の歯車は、もはや加速する。
星が動いたのが分かる。
星が進んだのが分かる。
星々は段々と加速する。
残像を残すほどに加速した星は、燃えるように赤く光る。
「うわああああああああ!!やめろ、やめろ!!!」
脚のないリアはもはやただ叫ぶことしかできない。
「止まれ!止まれ!止まれ!」
リアの声は星には届かない。
煌々と赤く光る星で囲まれた空は、人々の目を焼き尽くす。
地面に広がる砂もやがて熱を受け、赤く輝き出す。
「あああああああああ!!」
身体が熱くなるのが分かる。
目が溶け、溢れでるのが分かる。
「全ては燃え、消えゆく。」
灼熱の中、ラプカの声が響く。
「そして、また同じだけの何月を掛け、構築される。」
ラプカの、嘲笑するような声が。
リアの溶けた耳はその声を拾うことはない。
次回、最終回
ーー『リア』
星降る夜に君と。も残すところあと1話となりました。
ここまで来れたのもファンの皆様のお陰です。
・・・って、まだ早いか。
どうなるんでしょうかね。リアは。
実はまだ決まってないんです。
どうしようかな〜。
一番意外なエンディングを迎えるつもりです。
楽しみに待ってて下さいね。
そして、皆様に朗報です。
ここで最終回を記念して公式Twitterでプレゼントキャンペーンがあります!
是非そちらも見て下さいね!