リサ side
光時=3時
「…ここは…物置部屋か。」
僕は今大分寝ぼけてるんだな…。
城の中の場所が瞬時に把握出来ないとかいつぶりだ?
まぁ昔はしょっちゅうだったが。
城の中を全て覚えたのは確かリナがよく迷うからだったか。
懐かしいな。
「ルナドク。どうせ居るんだろ?」
「流石ですねリサ様。」
「お前が僕らの周りに居るのはいつもの事だろ。」
ルナドクは僕らのどちらかが命令するか、やむを得ない事情がない限り僕らの周りにいる。
だからルナドクの姿や気配を感じられなくても何となく勘でどこにいるか分かる。
「今は何時だ?」
何時間寝ていたのかも少し気になるがそれより何時かを確認する方が先だ。
公務を疎かにする可能性があるからな。
時間を聞いて公務を進める速さを決めるのが優先だ。
「今は光時ですね。よく寝てらっしゃいましたね。」
「…そうだな。」
寝てたのは約4時間と言った所か。
昼寝にしては寝た方だろう。
今から急いでやればギリギリ全て終わらせられるかと言うぐらいの時間だ。
「今日は陛下から休むように言われていますので公務もお休みですよ?」
「? 休みというのは公務もやらないのか?」
公務は王族としての義務では無いのか?
今まで体調不良の時以外は公務を休んだことなど無いと思うのだが。
「普通の休みとはそういうものですよ。」
少し呆れた表情をルナドクが浮べる。
ルナドクにそこまで言われるほどなのか…。
「取り合いずこの後はお茶にでもしますか?」
「丁度いい時間ですし。」と呟きながら僕らの部屋がある方を指差すルナドク。
確かに光時ならばティータイムにするのに丁度いい時間だな。
「わかった。リナを起こしてすぐ向かおう。」
「わかりました。準備しておきますね。」
「あぁ。頼んだ。」
そう言えば次の瞬間にはルナドクの姿は無かった。
転移魔法を使ったんだろう。
城は広いからな。
それに物置部屋と僕らの部屋は真反対だしな。
「…リナ、起きろ。ルナドクが茶を入れてくれるそうだ。早く行かなければ冷めてしまう。菓子もある。」
『はっ!お菓子っ!!』
「ははっw リナは本当に菓子が好きだなwww」
『だって美味しいじゃん!』
菓子に反応してこれだけ可愛く起きるのはリナだけだろうけどな。
というかここまでの天使はリナしかいないと断言出来るのだが。




