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古代帝国の闘姫達Mild  作者: cvhiryuu
第一部
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マルクス・バドリスその5~アーヴェVSキーシャ後編~

 「異世界人貴族の脳に召喚された浪人生」を何とかこの世界に馴染ませて、自分の与党の一員として使おうとお悩み中の皇帝陛下主催のファイナル戦は後半に突入!

 序盤は皇帝陛下お抱えの奴隷格闘士アーヴェがやや優勢に試合を進めるも、エロ技をまともに食らって逆転!と言う状況です!

 股間から汁を滴らせながらアーヴェが立ち上がる。

 無理矢理逝かされたせいか足元が少々覚束ない。

 そんなアーヴェに容赦なくキーシャが蹴りを放つ。

 「くっ!!」

 辛うじてキーシャの蹴りを捌くアーヴェ。

 先程とは立場が完全に逆転している。

 キーシャは巧みに蹴りでアーヴェを牽制しつつ、バックドロップの構えに捉える。

 「おらっ!御主人様に腐れアワビを見て貰え!!」

 絶頂直後で強烈な性感帯と化したアーヴェの秘所に容赦無く手を突っ込むキーシャ。

 「ひゃうっ!!」

 「死ねや!!」

 再度の潮の噴出と共にアーヴェにバックドロップがまともに炸裂する。

 「く…かっ…!」

 自らの潮を浴びつつ、アーヴェが痙攣する。

 人体が最も無防備になる性的絶頂の瞬間に柔らかい砂地の上とは言え、高速のバックドロップをまともに食らえば…

 「…幾ら何でも…危険過ぎやしないか…?」

 冷や汗と共に思わず思いを漏らしてしまう。

 「帝都大闘技場じゃこの程度、珍しくないわ。」

 平然と答えるリヴィア皇女。

 「一応、治療魔法と組み合わせた保険制度が有りますので…普通の喧嘩と比べると障害が残る程の大怪我は起こり難いですね。」

 アストレアさんが俺の困惑に気付いて説明してくれる。

 ここ1ヶ月でこの世界の医療技術もある程度理解出来た。

 先進地域では細菌レベルまでの微生物は認知されているし、陶製の濾過器を利用した浄水器や煮沸、晒し粉消毒程度は実用化されている。

 更に、魔法と医学を組み合わせて外傷を高速で再生させたり、免疫系の機能を一時的に上げて療養期間を短縮したりと医学分野は相当に進んでいる。

 傷口の洗浄程度の魔法や技術は一般人でもごく普通に学んでいる。

 しかし、切り落とされた手足の接合や大ダメージを受けた内蔵の機能正常化が可能な腕利きの医療魔術師の絶対数はそれ程多くないし、かなりの大技になるので一日に使用出来る回数も限られてくる。

 受け身の出来ない状況でプロレス技をまともに受けたら、かなり厄介な事になるのは此方の世界でも同様だ。

 「おら、まだくたばるんじゃねぇぜ!!」

 自らの汗と潮に塗れたアーヴェをキーシャが引き起こし、バックドロップを連発する。

 「ぶがぁっ!!」

 一発毎にアーヴェの身体が自らの分泌液で美裸体を汚していく。

 「さっきのお返しだ!」

 バックドロップ4連発の後、キーシャが正面からアーヴェに組み付き、ブレーンバスターの体勢に持ち込む。

 「このっ!!」

 ブレーンバスターの体勢に捉えられたアーヴェが巧みに切り返し、垂直落下式ブレーンバスターで逆にキーシャを叩き付ける!

 ぐじょぐじょのアーヴェの股間が観客の視線に晒されるが、構わずスリーパーホールドでキーシャを捕獲する。

 汗に塗れた裸体が絡み合う。

 遂にキーシャがアーヴェを振り払い、逆にコブラツイストで捕獲する。

 「おらっ!!雌豚!!潮噴きやがれ!!」

 躊躇なくアーヴェの股間に指を突き入れるキーシャ。

 「うぅぅ…!!」

 再度の激烈な抽挿でアーヴェの汁がアリーナに飛び散る。

 「逝けやぁっ!!」

 「ぎいいいいぃぃぃぃ!!!!」

 三度アーヴェの潮が決壊する!

 「もう一発!!」

 キーシャはアーヴェが逝っても豪速手マンを緩めない!!

 「いぐっ!!いぐっ!!」

 アーヴェは既に逝きっ放しモードに突入し、痙攣の度に汁を飛び散らせる。

 「うらぁっ!!!!」

 「ひびぃぃぃぃぃ!!」

 渾身の一撃と共にアーヴェのおまんこが四度目の潮噴き。

 コブラツイストを解いたキーシャが即座にアーヴェの下半身にタックルを加え、巧みにキン肉バスターの体勢に持ち込む。

 「死ねやァッ!!」

 潮の噴出が完全には止まっていないアーヴェを担いだままキーシャが跳び上がる。

 そして、1m以上の高さから首折り、背骨折り、股裂きの同時攻撃がアーヴェにまともに炸裂する!!

 「ぐばっ!!」

 アーヴェの汚れた美貌と股間が全観客に晒されている。

 「…ここまで…やるのかよ…」

 全身から冷汗が流れる。

 殆ど公開凌辱殺人だ。

 「皇帝主催の試合のファイナル戦なら此処までやらないと、観客は納得しないわよ。」

 リヴィア皇女が眉を顰める。

 「この国では健康な市民なら男女共に軍隊向けの格闘技を習うのが普通なので…見る目が肥えているのです。」

 リュキアがフォローを入れる。

 …それにしても…元の世界のプロレスとは段違いの過激さだ。色々な意味で。

「はぁっ…はぁっ…」

 首、背中、股関節に大ダメージを負ったと思われたアーヴェが息で肩を弾ませながらも立ち上がる。

 観客達も大喜びで歓声を上げる。

 「とっとと死ねやあっ!!」

 それがキーシャの気に障ったようで、強烈なラリアットでアーヴェを薙倒す。

 そのまま、ボディスラム、バックドロップ、スクラップバスター、デスバレーボムが次々とアーヴェに炸裂する!

 「まだ…動けるのかよ…」

 明らかに手加減抜き、殺しても構わない勢いで繰り出された技を被弾し続けているのに、アーヴェは立ち上がり続ける!

 攻めているキーシャの方も疲労からか相当に息を荒げている。

 「このっ!!」

 完全に頭に血が上ったキーシャがアーヴェをがっぷりと抱え込む。

 「その首…叩き折ってやる!!」

 一気にパワーボムの体勢に持ち合が得るキーシャ!

 「貰った!!」

 死に体と思われていたアーヴェの両の腿がキーシャの頭をガッチリと挟み返す!

 そのまま流れる様な動きで繰り出されるフランケンシュタイナー。

 完全に虚を突かれたキーシャは受け身も取れずに砂に杭打ちにされる。

 「死ぬのは…てめえだ!!」

 今度は逆にアーヴェがキーシャを抱え込む。

 そして一気にハイジャック式バックブリーカーの体勢に持ち込む!

 「地獄に…落ちろ!!」

 脚のばねを使ったスプラッシュマウンテンがキーシャに炸裂!!

 2人分の体重と跳躍の高度がキーシャの首と後頭部に一気に叩き付けられる!

 「うばっ…!」

 白目を剥いて大の字になったまま痙攣を繰り返すキーシャ。

 死んではいないが、完全に意識を失っている。

 「勝者、アーヴェ!!」

 勝ち名乗りと共に、アーヴェが失神したキーシャの顔面に騎乗し、自慰を始める。

 「あぁん❤」

 そして、敗れたキーシャの顔面に仕返しとばかりに自らの潮をぶちまけた。

「相当のカルチャーショックのようね♪」

 リヴィア皇女が面白げに俺の股間に視線を送る。

 観客もこの過激で卑猥な見世物に大興奮している。

 「南部皇室領ミディア内陸部出身の選手は基本的にエロ技が得意だ。一夫多妻制の遊牧民社会で、エロレスリングで女同士の勢力争いを行って、敗者を絶頂技で辱める習慣が有るからな。」

 「だから、ガチスタイルのマタパン出身の選手や野生の蛮族出身の選手と闘わせるのが定番のカードって訳。」

 リヴィウス皇帝とリヴィア皇女の解説が真っ白になった頭に流れていく。

 「それでは敗者復活戦のお時間です!!」

 アナウンサーの宣告に観客が更に盛り上がる。

 アーヴェが退場すると入れ替わりに覆面姿の屈強の男10人が入場する。

 そして、試合のダメージと疲労でフラフラのキーシャに襲い掛かる。

 「ゆる…して…」

 鍛え抜かれた女闘士と言えど、試合直後の疲労困憊時、しかも意識を失う程のダメージを受けた直後では流石に屈強の男10人には抗えない。

 許しを請うキーシャに男達は全く容赦しない。

 「・・・ちょっとこれは酷いんじゃ・・・」

 漸く絞り出した言葉がこれだ。

 ・・・ちょっと処じゃないほど酷いが・・・。

 「市民権のある女性にやったら殺人未遂に準ずる扱いで処罰だが・・・格闘士奴隷にとっては日常茶飯事だ。」

 リヴィウス皇帝は平然と輪姦ショーと盛り上がる観客達を見物している。

 ・・・やっぱりこの世界、怖いかも・・・


 以前よりは待遇は改善と言っても、この世界の奴隷は格差が激しいです。

 アストレアやリュキアのような「皇帝の跡取り息子の護衛兼側近」に買われるような超高級奴隷は下手な貴族よりも好待遇ですが、「普通の奴隷より身分が下」の奴隷格闘士は「普通の人にやったら重罪」な仕打ちを日常的に受けています。

 圧倒的多数を占める普通の奴隷はこの中間、「ご主人には服従」「でも理不尽な虐待を受けたら保護を受ける道もある」「働きと行いが良ければ市民として受け入れられる」と言ったラインです。

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