マルクス・バドリスその4~アーヴェVSキーシャ前編~
異世界、正確には異世界人貴族の脳に魂を召喚されてしまった浪人生は「回復祝い」と言う事で、皇帝主催の格闘試合のファイナル戦を観戦!
アリーナは 「目突き、指折り、魔法、武器を除けば何でもあり」のルールで己が肉体のみを武器とした美少女達の戦場と化す!
此れでも「高価な訓練費用をかけた奴隷闘士を無駄死にさせるのは勿体ない」との風潮が根付いた時代なので、以前よりかなり試合は健全化(?)しています!
アリーナの真ん中で金色と褐色の裸体ががっぷり組み合う。
体格に勝る褐色娘キーシャのパワーを金髪娘アーヴェが互角のパワーで押し返す。
激しい日差しと噴き出す汗で一糸纏わぬ両者の美裸体が光り輝く。
力比べでは埒が明かないとキーシャが組打ちの姿勢を解き、打撃戦に切り替える。
アーヴェも負けじと打ち返す。
拳の一撃毎に両者の形の良いおっぱいが汗の玉を飛び散らし、蹴り一発毎に剥き出しのおまんこが観客の視線に晒される。
どちらも俺の元の世界のプロボクシングの上位ランカー級のスピードで打撃を放ち、捌いている。
打撃の応酬は少しずつアーヴェの方が有利に傾き始めた。
キーシャの打撃は捌き続けられているのに対して、アーヴェの打撃は時々キーシャのガードを潜って胴部に直撃している。
肉鎧の強靭な部分で受けているので、それ程のダメージにはなっていないが、それでもキーシャの表情に焦りの色が見え始める。
「はぁっ!」
アーヴェが焦りの色を見せたキーシャに組み付き、垂直落下式ブレーンバスターを決める。
両者の股間が観衆全員に晒され、歓声が沸き上がる。
キーシャも負けじとフロントスープレックスで返す。
アーヴェがキーシャのバックを取り、投げっぱなしジャーマンスープレックスを決める。
投げの応酬の度に、アリーナに敷かれた砂が飛び散る。
打撃戦がプロボクシングの上位ランカー同士相当なら、投げ技合戦は第一線のプロレスラー級だ。
それを一糸纏わぬ美少女が行うのだから興奮しない方がおかしい。
キーシャの立ち上がりに合せてアーヴェのフライングニールキックが炸裂する。
女とは言え、体重が乗った蹴りを額に浴びせられて、キーシャの顔面に血が飛沫く。
「はぁっ…はぁっ…」
戦闘不能にはまだ遠いが、キーシャの分が悪い。
膝立ちになったキーシャの側頭部にアーヴェの蹴りが飛ぶ!
「うがぅ!!」
悲鳴を上げたのはアーヴェの方。
その股間にキーシャの手ががっちりと食い込んでいる。
「あの技痛いんですよね。」
俺の横のリュキアが事も無げに言い放つ。
いや…痛いとかそんなレベルの技じゃ…(汗)。
性器をガッチリとグレープフルーツクローで捕まれたアーヴェは肘打ちで何とか逃れようとするが、急所を渾身の力で捕まれているせいで力が入らない。
「護衛の教育を受けた高級奴隷の娘は大概、あの技を破る訓練してますよ?」
ええと…
「中には訓練中に死んじゃう子もいますけど、皇子のボディガードクラスになると条件反射で極まる前に打ち返すぐらいのレベルは当然ですね。」
リュキアの言葉にリヴィウス皇帝やリヴィア皇女、アストレアさんもさも当然と言う顔をしている。
キーシャはアーヴェにグレープフルーツクローを極めたまま、ボディスラムの体勢に持ち込み砂に力一杯叩き付ける。
「ぎゃぁっ!!」
さしものアーヴェも悲鳴を上げて砂地をのたうち回る。
その間に呼吸を整えたキーシャがアーヴェに組み付き、逆片エビ固めに極める。
「これからが本番よ~♪」
リヴィア皇女が含みのある笑みを浮かべる。
キーシャが右手をアーヴェの股間に突き立てる!!
「うぁぅ!!」
巧みな指使いでアーヴェのおまんこからたちまち潤滑液が染み出して来る。
時々、クリトリスを刺激してアーヴェを強制的に快感の高みに導いていく。
「おらっ!逝きやがれ!!」
キーシャの指に動きが一段と激しくなる!
「うきぃぃぃぃ!!!!」
痙攣と同時にアーヴェの股間から盛大な潮の噴水がぶちまけられる!!
観客達は男女問わず大歓声を上げる。
・・・・・・・・・・。
「どうしたんです?」
不思議そうな顔でリュキアが硬直している俺に問いかける。
いや…全裸の女の子を観衆の前で闘わせることもショックですけど…コンナ公然猥褻行為ハ青少年育成ニ良クハイノデハ…
「マルクス君快気祝い」試合の前半です。
闘技場の格闘試合は元々が神事、との設定なので、「神の恩寵」を示す為の有力者同士の代理戦争と化しています!
オリジナル(https://novel18.syosetu.com/n5426gx/)と比べると、エロ描写を緩和しています。