世の中ってなるようになるよね
「純〜〜じゃあ、また明日な〜〜〜!!」
「はいはいさようなら、名もなきクラスメートAよ。」
カバンの中に入っていた教科書を全て机の中に突っ込んでから颯爽とクラスメートAと分かれた。
後ろから『俺の名前は中島 利紀だぁ!!』と叫んでいるような気がしたが多分気のせいだと思う。
うん。
そして俺はとりあえず学校から出ることにした。
「さてと、真由姉がダイコン・パセリ・レンコン・セロリ・豚の挽き肉300グラム・牛の挽き肉200グラム・鳥の挽き肉400グラム・ターメリック・コーラ・みりん・濃い口醤油・グラニュー糖・プレーンヨーグルト・牛乳・プリン・イモ羊羹・レタス・七味唐辛子を買ってきてって言ってたな。ここからだったら『キョウワ』が近いし、甘いものセールデイだったからキョウワで決定。」
♪♪〜〜俺に〜ひざ、まつけ〜〜さすれば〜我〜に〜仕えさそうぞ〜♪
「相変わらず、ユニークと言うか、斬新と言うか、強烈と言うか、よくそんな悪趣味な歌スーパーで歌えるわね。」
後ろからアニメ声が聞こえてきた。チッ
「なんだ、その妙に切れのないツッコミはレナか。」
振り返ると買い物籠をぶら下げた美?少女こと瀧宮 レナが群青色のツインテールを撒き散らしながら立っていた。
せっかく人が気持ちよく歌っていたの言うのに。これだから最近のゆとり世代は!!
「そのレナさんでごめんなさいね。どうせ私はツッコミばっかりしている女の子ですよ。世界なんてボケで埋め尽くされてしまえば良いのに・・・」
「こらこら、ツッコミキャラがボケないの。」
すっかり不貞腐れてしまっているレナの口に飴玉を投下。
レナは顔を真っ赤にして戦闘不能になってしまった。
コマンド
――――――――
戦う
放置
仲間にする
キスする
――――――――
――――――――
戦う
放置
仲間にする
→キスする
――――――――
――――――――
戦う
→放置
仲間にする
キスする
――――――――
純は放置を選んだ。
「全部買ったし、そうだな〜真由姉が好きなアズキバーでも買って帰ろう。」
♪〜〜私こそが〜この世の〜〜全てを手に〜するべき〜に〜ん〜げ〜ん〜なのだ〜〜〜♪
お気に入りのきな粉バーを食べながら歌を口ずさんでいると
「助けて〜〜〜〜」
と感極まった悲鳴。
無視しようとサビを思い出そうとしても思い出せず、モヤモヤ感がずっと否めない。
「なんか、いやな感じがするけどいいか。」
そして僕は悲鳴の元であろうゴーストマンションにむかった。
「あぁーーー」
地面に写るのは半分も食べていないきな粉バー。
「これも敵の策略か!!」
☆違います。ただ単に落してしまっただけです。
「ま、そのうち役に立つだろう。」
砂の付いてしまったきな粉バーを縦に、横にと振り回していると棒を残して先のほうが飛んでいってしまった。
直線を描いて飛んでいった先にはスキンなヘッドをした学生のコスプレをした現実逃避のオッサンの口の中だった。
「すみませ〜ん。ブンブン振り回してたら飛んでいってしまいました。」
コスプレオッサンが放り投げたアイスの先は女の子に飛んで行った。
とっさに背を向けながら彼女を守ろうと走ると背中に嫌な音と共に何かが付着した。
そして僕は女の子の無事を確認する間もなく蹴り飛ばされた。
その女の子によって・・・
なんでこうなるわけ?
これが僕こと平々凡々の学生『平山 純』と超絶お嬢様の銀髪少女こと『鳳凰院 マリア』の強烈な出会いであった。
さて、あの馬鹿がいつ日本を離れたかなんぞ知ったこったありゃしませんが執筆させられる羽目になってしまいましたHHこと長谷川 隼人です。
あの馬鹿が構成・展開・人物設定・背景・結末exc…を処分してしまった性で思った以上に時間がかかりました。
修学旅行と被り、テストは間近に迫り危ないなぁ、などと考えていると自分の作品が書けなくなってしまう始末。
憂さ晴らしをしようにも馬鹿は彼方へ、彼女とは別れ、散々です。
当分の間はこれと自作品を優先的に勧めていこうと思います。
夏休みになったら多作品もがんばります。
ちなみに一ヶ月更新の『Water of Life』ですがテストが終わってから更新しますのであしからず。