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甦れ
この物語事態が短いのでトントン拍子で投稿します
「昔はよかったな……」
そう呟くのは人間だけじゃない
私は昔を思い出していた
私が何故たった一人でここにいるのかを…
「そうか、アレを甦らせばいいのか!」
私の口元は緩むが直ぐにへの字になる
「ダメだ。そんなことをしてはあやつ等に顔向けできん」
私は天井を見上げた
高い天井
この世界の歴史が刻まれている
誰が作ったかなど、すっかり忘れてしまった
そのくらい時は立っていた
いつまでここにいたらいい?
いつまで私を一人にするつもりだ?
人間であるお前たちは先に逝ってしまった
私は聖女として永遠と終わらぬ時をここで過ごさなければならない
「私が何をしたというのだ!」
私は天井を見ながら唇を噛んだ
「もう、あれから何百年も立ったんだ。アレの一部くらいなら構わないだろ」
私は立ち上がり玉座の中心へ向かう
これが本当の魔が差したというものだ
「完全には解き放たぬ。意識だけここに召還すればよい。危険だと感じたら消せばいいだけのこと」
私はそう言って手を上げた
すると足元に魔方陣が現れ光だす
こんな盛大な魔法を使うのはいつ以来だろう
「そうだ、この感覚だ……」
久しぶりの高揚
久しぶりの快感
久しぶりの高鳴る鼓動
「来い」
私を楽しませる。ただそれの為だけに――
ああ、遂にやっちまったよってヤツです
丁度折り返し地点です




