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退屈
こんにちは、瀬田です
本作は二作目となります
前作よりは短い話になる予定です
もしよければお付き合いくださいませ
ある世界に決して近づいてはいけない島があった
その島には邪神が封印されていて、聖女様がその封印を守ってくれているという
そしてその島の中心には聖女様を奉る宮殿がある
そう言い伝えられていた――
* * *
「退屈だ」
広い玉座の間で私は一人呟いた
もう何年ここにこうしているのだろう
聖女である私がここにいるだけでこの世界は潤い、この世界は平和だ
人々はそんな私に感謝をし、崇める
しかし、そんな姿も何百年と見ていると流石に見飽きてきた
「退屈だな」
また私はそう呟いた
空はこんなに青いのに
花も草もこんなにも沢山咲いているのに
鳥や動物達もいるのに――
ただ、ここにいるのは私だけだ
それがどうしようもなく退屈だった
何か起きればいいのに――
私は心の底からそう思った
この作品での聖女様は一般的な聖女様とはちょっと…いや、かなりイメージが違うと思います
ご了承ください
それでも良いよという方は、また続けてお付き合いお願いします!




