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第8花




「ジリアン、どうしたんだ。気分が優れないようだな」



と、お兄様に問われてしまいました。今日は久しぶりにお兄様がお帰りされているというのになんたる失態です。お兄様に気づかれてしまうなんて



「いいえ、お兄様。私は元気ですよ??」

と繕ってみても(表情は動かないので頑張って声は明るくした・・・・・・・・つもりです)



「ふむ、ページを捲っていても視線は全く動いていないが」



「・・・・・・・・あ」

そういえば手にある本は記憶にないページですね。どこまでページを戻せばいいんでしょうか

ペラペラとページを遡りしていると



「何かあったのか?」とお兄様


「いえ、お兄様。・・・・・・・・昨日の夜眠れなくて、今少しボーとしてるだけですから」


よくあることなのです。いえ、よくあってはいけないんですけどね



「またか、ほどほどにしろと言っただろう。そもそもお前はまだ魔力の使い方ができてないんだ。だから・・・・・・・・」



あぁー、始まってしまいました。お兄さまによる魔力講座。

お兄様はとても尊敬していますし、大好きなのですが座学に対しては口うるさいですよね。あ、うるさいって言っちゃいました。ひみつひみつ



「・・・・・・・・なんだその顔は。うるさいと言っているように見えるぞ」



バ、バレてます。さすがはお兄様です。この動かない表情筋を見破るなんて

ここは退散しましょう



「お兄様私は本当に眠くなってきましたので部屋に戻ります失礼します」



「ジリアン!?「パタン」・・・・・・・・あいつ、あんなに早く喋れたんだな」


私は逃げることが得意です。お兄様がなにか呟いていたことなんて知りません。












さぁ、部屋に戻ってきてはしましたが。

ソファーの上には、触り心地最高であったかくて細かい花の刺繍が施されているひざ掛け

机の上に飾られている細やかな細工がされた花のモザイクや花を象った透き通っていて綺麗な飴。もちろん甘くて美味しい。

部屋全体に漂う爽やかで清純な花の香り



どこもかしこもあの人を感じさせる部屋になってしまいました。

机の引き出しから、束になっているあの人からの手紙を全て取り出して自分の身と一緒にベッドに投げ出す。


お母様やお兄様に見られたら、目をとんがらせて怒りますね。きっと



それはそうと・・・・・・・・ムカつきます。ほぼ毎日送ってきたくせに。

あの人からの手紙はここ1週間途切れています。


お兄さまには私の体質を理由に夜眠れなかったと話しましたけど、あの人のせいでもあります。

というか、9割あの人のせいです!!


なんであの人のことで悩まなきゃいけないんですか

ほんとにもう・・・・・・・・ふわぁぁぁ


ダメだ。ねむ・・・・・・・・い



お久しぶりです!

更新が遅れに遅れてすみません。土下座する勢いです、


次からは・・・・・・・・順調に投稿したい・・・・・・・・な?

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