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第3花

さて!と意気込みましたが、とりあえずはお兄様について行きます。

両親は、大人のお仕事?ということでいろんな人にご挨拶をしています。つまり私は邪魔なので、お兄様は私を任されたのですね、ごめんなさいお兄様。



お兄様は私の手を引いて、スイスイ人の間を抜けていきます。すると男性の輪が見えました。お兄様と同じ年ぐらいでしょうか、なぜか美形ぞろいです。なんだか、あそこだけキラキラ輝いています。眩しいです。などと思っているとお兄様はその輪に近づいていくではないですか!


まさかお兄様。こちらの方々は



「すまない、待たせた。紹介する、私の妹のジリアンだ」



お、お兄様!こちらの方々はお友達なのですか!?

お兄様、すごいです。お兄様も顔が整っていていわゆるイケメンですが、やはりイケメンはイケメンを呼ぶのですね!?


と考えたところで、一息呼吸をおいて


「初めまして、セネル国シナン領領主マルク・クレルハーの娘ジリアン・クレルハーと申します。よろしくお願いします」


といって挨拶をする。初対面だし、お兄様のお友達ということでより一層丁寧な挨拶をしたつもりだ。

顔を上げて、お兄様をチラッと見上げると表情に変わりはないようだ。私の挨拶に問題はなかったらしい。



その後、男性の方々たちが一人一人挨拶を頂きました。

ハグは、ハグはあるのかとビクビクしていると、やはりありました。

一人一人紹介が終わったあと私の身長に合わせて屈んで優しくフワッとハグしてくださる人もいれば力強くギュッとハグしてくださる人もいて私の心臓は過労死しそうです。

さらには私の頬のところで唇は触れていませんが、チュッと音を鳴らす方もいました。そのときは本当にびっくりしたので思わず顔を上げるとそこには色気たっぷりな方がいて全く違和感を感じませんでした。流れるような動作で拍手を送りたいぐらいです。


挨拶が終わると男性の方々はそれぞれ自由にお話をしているようです。

どうやらこの男性の方々全てがお兄様の友達なのではなくて、同級生のようなものらしく自然にそのような集まりになっていたらしいです。


今、お兄様がお話されている方は確かユリウス様とフリーデル様です。

ユリウス様は身長はお兄様と同じぐらいで、眼鏡をかけています。とても知的そうで優しそうに見えます。フリーデル様は身長はお兄様より少し低めで綺麗な青い髪です。活発そうで明るそうな方です。


私と同じであまり動かないお兄様の表情も、すこし気が抜けているように見えるので、どうやらこちらのお二人がお兄様のお友達のようです。



「そういえばアナスタジアを見ていない?」とユリウス様


「あー、見てない。どうせ逃げたんだろ。レオンは見たか?」とフリーデル様


「私も見ていない。そもそも今日はここに来ているのか」とお兄様


「うーん、ここへ来たとき目があって手を振ったからここには来てるのは確かなんだけどあれから見ていないんだよ。やっぱりどこかへ逃げたのかなあ」とユリウス様。



アナスタジア様も同級生なのだろうか、女性の名前だしその方も綺麗な人だろうなと思って聞いていると

音楽が変わって開場は静かになった。


どうやら今日のパーティーの主役、第1王子がご入場らしい。



名前で大いに悩みました。

いつか名前を間違えそうで怖いです。

話が進まなくてしんどいよ・・・・

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