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なんなんだ今日は!
気づくと僕は仰向けになって倒れていた。体中が痛むがなんとか起き上がる。ひどく頭がクラクラする。なんだこれは?うちの中がめちゃくちゃじゃないか。というか、なんなんだこいつは?すぐそばに見たこともないでかい生き物が僕と同じように間抜けな姿で仰向けになって倒れていた。いや、見たこともなくはない。マンガとかゲームでこんな感じの奴を。焦げ茶色の馬鹿でかい鳥だ。頭に矢印みたいな触角が二本ついている。僕よりも明らかにでかい。今日び、こんなでかい鳥なんて存在しないのではないか。恐竜時代でもあるまいし。
「おそようさま。今頃お目覚めなんていいご身分だこと。羨ましい限りだわ。」気づくと反対側の部屋の角に雀が壁に寄りかかって白鳥のように立っていた。徐々に記憶が甦ってくる。確かガシャーンと馬鹿鳥が窓から突っ込んでできて、それを四葉が片足でジャンプしたかと思うと2丁拳銃で馬鹿鳥に撃ち込み、制御を失った馬鹿鳥が僕に向かって突っ込んできたのだった。それからのことは覚えていない。うん、、、
んなんて日だっ!!