表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

嗚呼若き日々よ。

作者: 英 紫苑

 こちらは大変簡単に仕上げた小さな作品となっております故、閲覧時は過度な期待などはしないことをお勧め致します。

 それでも構わない方は、どうぞゆっくり、噛み締めるようにお読みください。

 青年。

 境界人、所謂マージナルマン。

 レヴィンによって名付けられた、上でも下でもない中途半端な存在。


 子供か大人か。

 大人であり子供である。

 間に挟まれ、或いは境で押し上げられて。

 つまりは不安定な時期。


 これはある誰かの若き日の、ちょっとした思い出話。




    ◇ ◆ ◇ ◆ ◇




 運動はキライ。

 勉強もキライ。

 会話もキライ。

 疲労もキライ。


 つまらないのはキライ。

 退屈な時間もキライ。

 そんなキライに囲まれた空間で群れ合ってゲラゲラ笑う(やから)もキライ。


 オレは寝ていたい。

 ずうっと寝ていたい、いつまでもいつまでも。

 『キライ』を気にせずに済む行為が好きだから。


 そんなオレも他人任せじゃあないさ。

 あの空間から抜け出そうと考える。

 親から、クラスメイトから、習慣から。


 こういうことを考えていると、自然と時間が経つ。

 楽しい、楽しい。

 頭で考えていることは、どれもそれが前提条件。

 楽しいことを考えるのは自然と楽しくなる。


 ただ正直、正確には『楽しそう』で終わってしまう。

 高校生の自分には時間がナイ。

 実行する根気もナイ。

 外に出る力もナイ。


 要するに、どう考えようと空回りなのだ。

 そして一番の原因は金なのよ、金。

 金さえあれば。




 静かなトコ、喧騒の激しいトコ、景色の良いトコ、どこへだって。

 進める、進めるのだ、この足で。

 決して弱き葦でなく、意志堅き足で。


 あぁやりたいな、行きたいな、あぁ。





 不意にキライなセンセイがオレを指して席を立たせ、叱る。

 勿論これはキライなお説教だ。

 そして心で小さくため息をつき、オレはキライな空間の中で思った。















 ――嗚呼、楽しい時間は終わった。

 まず、こちらのような小さな作品までお読みになって下さり、誠にありがとうございます。

 きっと力はそこまでないであろうとは思っていますが、何事も経験です、評価をして頂ければ今後の課題等になるので、どうぞ小さな評価でも残してくださると幸いです。

 それでは読んでくださって本当にありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ