表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幸せのクローバー  作者: 宮城 夜月
2/2

つかの間の平和

家に着いたのは7時を少し過ぎたころだった。

「ただいま」

玄関を開けて廊下に向かって大声で言った。

「おかえり つばさー最近返ってくるのおそいんじゃない?

もう少し早く帰ってきなさいよ!下校のときの門限7時なのに破ってばっかりじゃない。 まだ部活始まってないんだから授業終わったらまっすぐ帰ってきなさい!」

(まただ)お母さんはいちいち言うことが長い。

こっちまで疲れてくる。

「わかってるよ 明日はちゃんと帰ってくるからもういいでしょ」

つばさは、あきれた声で言う。

「あたりまえでしょ っていうか明日塾じゃないの?」

(忘れてた!!)

「もういいんじゃない? はよう食べようや晩ご飯!」

リビングから出てきたつかさが言った。

いつものへんなどこかの方言だ。

「ちょー腹減ってるし」

外にいる時とは大違いだ。晩ご飯は豪華にハンバーグだった(裏世界でのディナーよりは安っぽかったが)

風呂に入って自室にこもった

寝るには少し早いがつばさはベッドに潜り込んだ

いろいろと考えようとするが今日は頭が回らない

「聖希と海人…」

そのままつばさは、眠りについた。

その日裏世界の夢を見た。 裏世界が崩壊する夢を…


「つばさーもう遅刻だぞー」

「やだよーん」

そんなことを言いながらつばさが時計を見てみると7:30と書いてあった

「やばー!!」

つばさがいつも家を出るのは7:40あと10分しかない

始業は8:30 通学時間を約45分としても電車があるとは限らない

つまり簡単に言うと遅刻しそうでヤバい状況なのだ。

「なんでもっと早く教えてくれなかったの???」

つばさは、あわてて布団から飛び出した。

「んなの知らねーよ 俺、今日 合唱コンの朝練だから先行くわ 4月から遅刻ってのは成績にひびくよー」

つかさは、いやみを言うと部屋から出て行ってしまった。

「つばさーもうつかさ行ったよー 35分だし」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ