表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

【第2章:裏切りと誓い】

信じていたものに裏切られた時、人は二度死ぬ。

一度はその刃に、もう一度は心に・・・。


そして、その死を超えた先に、本当の信念、信頼が芽吹く。


---これは痛みと絶望の中で生まれた誓いのお話。

-----ロドリゴが17歳になった頃、レジスタンスはある作戦を決行しようとしていた。


王都の空が、冬の夕焼けに赤く染まっていたある日、

その作戦について会議していた


情報収集係のディランが集めた情報を基に指示していく。


ディラン「それで、南門の近くにある宿屋、そこに王都評議会の汚職帳簿があるはずだ」

バルト「その情報は確かなんだな?」

ディラン「俺を疑うのか?」(口元に笑みを浮かべる)

バルト「いや…ひとまずその情報を信じて決行しよう。」


---そして潜入作戦決行当日

今回の作戦は宿屋に潜入し、汚職帳簿を手に入れるのが目標だった。

潜入作戦は順調だった。


暗闇に紛れ、宿屋の裏口から忍び込み、狙い通り帳簿を手に入れた。

ロドリゴは心の中で安堵し、セリーヌと視線を交わす。


ロドリゴ「これで王都を揺るがせる一歩進めましたね。」

セリーヌ「油断しちゃだめ。帰るまでが作戦よ。」


だが、その帰路。

裏路地の出口に立ちはだかったのは、銀の鎧に身を包んだ王国騎士団だった。


バルト「おい、囲まれてるぞ!」

グリフ「屋根にもいる…あれは弓兵だ!」

ラヴィニア「おかしい、こんなに早く動けるのは!!」


ロドリゴは即座に毒煙弾を投げ、退路を探した--が…


ディラン「すまないな…ロドリゴ」

仲間の列から離れ、王国騎士の背後に立つディランがいた。


ロドリゴ「え?な、なんで…」

バルト「ディラン!!お前、俺たちを裏切ったのか!」

ディラン「し、仕方ないだろ!俺には捕まっている妹がいるんだ!!王都の地下牢で捕まっているんだ

…あいつを助けるためにはお前たちを売るしかなかった。」


ヒュッ

その瞬間、闇を割く鋭い音が聞こえた。


屋根の上から放たれた一本の毒矢が、セリーヌの腹部を貫いた。

セリーヌ「…っ…」

ロドリゴ「セリーヌさん!!」

セリーヌ「ロドリゴ、あなたは逃げて。……私たちよりも遠くへ行ける。

…毒でも…構わない………この国を…変えて」

そういうとセリーヌは唇にかすかな笑みを浮かべ、息を引きとった。


バルト「セリーヌ…あ、くそ!囲みが狭まってる!」

グリフ「もう突破するしかない!」

ラヴィニア「ロドリゴ、お前に合わせるからあれを投げてくれ」


ロドリゴは腕の中の温もりが冷えていくのを感じながら、

瞳を閉じ--そして、迷いなく開いた。


毒瓶を投げ割り、ラヴィニアが魔法を打つ


-火珠!!-


炎と煙が辺り一帯を包み込む


ロドリゴ「みんな、今のうちに!」


瓦礫と炎をかき分け、残された者たちは必死に脱出した。

夜風が頬を打った時、ロドリゴは仲間たちの方を振り返り、静かに言い放つ。


ロドリゴ「僕は毒を使って、この国を変える。

憎しみのままじゃない、希望の毒を創るんだ。」

大切な人を守れなかった悔しさは、

いつしか世界そのものを変えたいという意思に変わる。


"変える"ために"毒"でも構わないと彼は言った。

その言葉は、未来への誓いとなった。


次回「第3章」へ続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ